Culture / Post
フレイヴィンによる、光の空間体験を
“MONUMENT”FOR V. TATLIN(V・タトリンのための“モニュメント”)1967年 7本の白色直管蛍光灯 / Set of 7 white fluorescent tubes 244×72×7cm Courtesy Foundation Louis Vuitton ©ADAGP, Paris 2017
ミニマリズムの主唱者のひとりとして知られるアメリカ人のアーティスト、ダン・フレイヴィンの展示が、東京・表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京にて開催中だ。
1961〜1963年に制作した「イコン(Icons)」シリーズ以来、「光」を素材に使用した作品をつくり続けるダン・フレイヴィン。「光」を宗教的、あるいは神秘的に解釈せず、それ自体の存在を表すものとしてきた同作家は、さまざまな光の色やバリエーションの明度を試し、蛍光灯を垂直、水平、あるいは斜め方向に配すなど、実験的な制作を続けてきた。
単純な光の相互作用を用いて空間を変身させ、美しく豊かなものにし、感覚的な空間体験へと誘うフレイヴィンの作品たち。本展では、パリのフォンダシオン ルイ・ヴィトンのコレクションの中から、7つの作品が紹介される。
「光」へのあくなき探求と、その豊かさをぜひ体験して。
「DAN FLAVIN」展
会期/2017年2月1日(水)〜 9月3日(日)
会場/エスパス ルイ・ヴィトン東京
住所/東京都渋谷区神宮前5-7-5 ルイ・ヴィトン表参道ビル 7F
時間/12:00〜20:00
休館/会期中無休
TEL/0120-00-1854
URL/www.espacelouisvuittontokyo.com/ja/
Text:Akane Naniwa