06
Culture Art

WOW : arts #06
『MOTION』──動きで生命を創造する

まさに鮮烈。日本発、映像から空間、伝統工芸から仮想現実までを操る先鋭的創造集団「WOW」。その地平をさらに進化させるべく発足した「ART」部門へ、新たにラインナップされた作品をご紹介しよう。

Text:Keita Fukasawa

MOTION from WOW inc on Vimeo.

流れる水や空気中を漂う微細な粒子、そして炎に至るまで──。舞い踊るコンテンポラリーダンサーの身体性が、人間以外の自然現象に置き換えられ、驚くほどのリアリティを放っている。そこにはもはや、生身の人間の姿はない。ただその動きだけが、火や水、光、煙、風などの物理的な振る舞いによって超自然的に描き出されているのだ。
パーティクル表現、流体シミュレーションなど……WOWが培ってきた、3DCGの描画技術による動き=モーションが表すもの。それは、動かないものに人の手で動き=生命を与えるという、WOWのアート表現のコンセプト「Anima(アニマ)」そのものでもある。ヴィジュアルデザインはどこまで進化し、いかにして“生命”を生み出し得るのか。クリエイティブ(創造)行為の本質に迫るヴィジョンが、ここにある。

WOW ART
www.w0w.co.jp/art/

『MOTION』
www.w0w.co.jp/works/motion/

Profile

深沢慶太(Keita Fukasawa) フリー編集者、ライター、『Numero TOKYO』コントリビューティング・エディター。『STUDIO VOICE』編集部を経てフリーに。『Numero TOKYO』創刊より編集に参加。雑誌や書籍、Webマガジンなどの編集執筆、企業企画のコピーライティングやブランディングにも携わる。編集を手がけた書籍に、田名網敬一、篠原有司男ほかアーティストの作品集やインタビュー集『記憶に残るブック&マガジン』(BNN)などがある。『Numéro TOKYO』では、アート/デザイン/カルチャー分野の記事を担当。

Recomended Post