「アニオナ」のムービー、監督はヴィスコンティの子孫 | Numero TOKYO
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「アニオナ」のムービー、監督はヴィスコンティの子孫

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「アニオナ(AGNONA)」が2017年春夏シーズン、「Closing in」と題したショートフィルムを製作。洗練されたアニオナ・ウーマンを具現化した。

「Closing in」では、前シーズンに続き、イタリア映画の巨匠、ルキノ・ヴィスコンティの子孫にあたる、フェルディナンド・シト・フィロマリーノを監督に起用。モデルのマルゴシア・ベラが主演、フランス人俳優のスタニスラス・メラールが相手役を務めた。 前シーズンのショートフィルム「Await」は、ルキノ・ヴィスコンティ監督作「ボッカチオ‘70」からイメージを広げたのに対し、今春夏シーズンは、ブライアン・デ・パルマ監督作「殺しのドレス」が着想源。 ミラノからほど近いヴァレーゼにある現代アートミュージアム、ヴィラ パンツァを舞台にした作品は、上品な内装と希少な絵画や現代彫刻に囲まれた空間で撮影された。そこで、ある男女の無言のコミュニケーションが交錯し、互いの運命に翻弄されるようにストーリーが展開されていく。

Agnona_CLOSING_IN_SS17_(1)
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主演のマルゴシアは、力強さと柔らかさを持った魅力的な女性を熱演。うっとりさせるようなオーラを持ち、クラシカルな美しさも漂う強さは、「アニオナ」がイメージする女性像でもある。 ブランドのクリエイティブ・ディレクター、サイモン・ホロウェイは、同監督とタッグを組むことで、映画から着想したブランドのコレクションをシーズン越えて継続。 劇中では、アイボリーとピンクの気だるいムードあふれる、フローラルプリントを用いたシルクデシンのドレスや、美しい色調のしなやかなニットドレス、ダブルフェイスのカシミアを用いたベージュのコートなどが、マルゴシアの身体を柔らかく包み込む。
Agnona_CLOSING_IN_SS17_(2)
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Agnona_CLOSING_IN_SS17_(3)
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また同作品について、フェルディナンド監督は、「映画とファッションを融合させ、人生におけるファッションとは、いかなるものかを表現するというアイディアから制作をスタートしました。『アニオナ』のコレクションを単純に描写するのではなく、活き活きとした雰囲気と物語を服に与えることが目的でした」とコメント。 「Closing in」のショートムービーは、1月31日からオフィシャルサイトで公開中。 謎と誘惑に満ちた官能美とサスペンス的な要素も含んだ作品から、「アニオナ」の女性像を体感してみて。 ショートフィルム「Closing in」 HP/http://www.agnona.com/

Text:Anri Murakami

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2022.4.27 発売

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