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Culture Art

WOW : arts #02
『UNITY of MOTION』

まさに鮮烈。日本発、映像から空間、伝統工芸から仮想現実までを操る先鋭的創造集団「WOW」。その壮大なる作品世界に迫る連載企画。WOWという名の地平から、視覚表現の未来が見えてくる。

Text:Keita Fukasawa

創刊100号の「Legend」特集(※1/「ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)」2016年10月号)でも一大フィーチャーを試みた、日本発のビジュアルデザインスタジオ「WOW」。ファッションブランドのランウェイから、レディー・ガガの顔面プロジェクションマッピング、マーク・ニューソンのデザインによる日本刀まで、追随不可能な創造領域を展開する彼らのサイトにある日、忽然と「ART」部門のコーナーが出現した──。

「WOWがアート表現において目指すもの。それは『生命現象』に他ならない」(同コーナーに掲げられたステートメント「Anima(アニマ)」より)。まさに、最新テクノロジーと生命の最新地平を導く、先鋭的にしてラディカルな宣言文。そして……高まる期待とともに、WOWのピックアップ第1弾となるアート作品が公開された。

UNITY of MOTION from WOW inc on Vimeo.

WOW『UNITY of MOTION』(2016年)。韓国・ヒュンダイ社の体験型複合施設「ヒュンダイ・モータースタジオ・ソウル」での展示風景。

その名も『UNITY of MOTION』。体験者の心臓の鼓動を感知して、人工生命プログラムが起動。鳥や魚などの生命群を思わせる光の軌跡が、巨大モニター上をめまぐるしく駆け巡る。果たして、その意味するところとは?
1997年の設立から来年で20年、つねに自らのフィールドを拡張し続ける最前線の創造集団。そのクリエイティビティが、新たな時代の狼煙(のろし)を上げる……!

WOW ART/www.w0w.co.jp/art/
『UNITY of MOTION』(作品の詳細などはこちらへ)/www.w0w.co.jp/art/UoM/
(※1)Numero TOKYO 2016年10月号(創刊100号)/numero.jp/magazine100

ヌメロ・トウキョウ 2016年10月号はこちら

Profile

深沢慶太(Keita Fukasawa) フリー編集者、ライター、『Numero TOKYO』コントリビューティング・エディター。『STUDIO VOICE』編集部を経てフリーに。『Numero TOKYO』創刊より編集に参加。雑誌や書籍、Webマガジンなどの編集執筆、企業企画のコピーライティングやブランディングにも携わる。編集を手がけた書籍に、田名網敬一、篠原有司男ほかアーティストの作品集やインタビュー集『記憶に残るブック&マガジン』(BNN)などがある。『Numéro TOKYO』では、アート/デザイン/カルチャー分野の記事を担当。

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