東アジア出身の気鋭の作家、榮榮&映里と袁廣鳴の展覧会を開催 | Numero TOKYO
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東アジア出身の気鋭の作家、榮榮&映里と袁廣鳴の展覧会を開催

袁廣鳴 『エネルギーの風景―静態』 2014 年 デジタル加工写真

水戸芸術館現代美術ギャラリーで、東アジア出身の2組の作家、榮榮&映里(ロンロン・アンド・インリ)と袁廣鳴(ユェン・グァンミン)の展覧会を7月23日より開催。

今までにはなかった新しい写真・映像表現が増えている東アジア。その中から、日常や伝統を新しいメディアで捉えなおし、自然や家族、人と人との交感を詩情豊かな写真と映像で表現する2組の作家、榮榮&映里と袁廣鳴を紹介する。

中国出身の榮榮と日本出身の映里からなる榮榮&映里は、中国の社会的現実とそこでの彼らの生活を写した作品や、人と美しい自然との関係性を、自身の身体を媒体として表現した作品で高い評価を得てきた。今回は、2012年に越後妻有アートトリエンナーレへ招聘されたことを契機に制作を開始したシリーズ『妻有物語』を中心に、家族や人への「愛」をテーマに会場を構成する。また、1980年代後半よりアーティストとして活動をはじめ、台湾におけるビデオアートの先駆者とされてきた袁廣鳴は、彼独特の撮影技法であるケーブルカムを使用した作品や、超速度撮影など、人間の身体感覚を超えた大規模な映像インスタレーションをギャラリー空間で展開。本展では入口を2つに分け、2つの個展の世界観をそれぞれ楽しめるような構成となっている。

記憶の円環-榮榮&映里と袁廣鳴の映像表現
会期/2016年7月23日(土)~9月19日(月・祝)
会場/水戸芸術館現代美術ギャラリー
住所/茨城県水戸市五軒町 1-6-8 
時間/9:30~18:00(入場は17:30まで)
休廊日/月曜(9月19日は開館)
TEL/029-227-8111
URL/www.arttowermito.or.jp

袁廣鳴 『エネルギーの風景―静態』 2014 年 デジタル加工写真

Text:Ai Kiyabu

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