マリア・グラツィア・キウリ、
ディオールの新クリエイティブ・ディレクターに就任
マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)がクリスチャン・ディオール(Christian Dior)の新クリエイティブ・ディレクターに就任することになった。
ディオールで3年間クリエイティブ・ディレクターを務め、昨年10月に他のことに専念したいという理由から退任していたラフ・シモンズ(Raf Simons)の後任に誰が就くか長い間憶測が飛び交っていたが、ついに7日(木)にヴァレンティノ(Valentino)の共同クリエイティブ・ディレクターを退任したマリアがその役を引き受けることが発表された。同ブランドで初の女性クリエイティブ・ディレクターの誕生となる。マリアは来週からレディース向けのオートクチュール、既製服、小物コレクションのアーティスティック・ディレクターとして腕をふるうことになり、初お披露目のファッションショーは9月30日を予定している。 就任において、マリアは「ディオールに参加することになり非常に光栄です」「女性の純粋な表現に深く根付いたブランドのクリエイティブな部分を担当する初の女性として、多大なる責任があると感じます」「尽きることのない品性の豊かさが恒常的なファッションのインスピレーションの源として続き、私自身のヴィジョンをかたちにすることが待ちきれません」と声明を出している。 さらにクリスチャン・ディオール・クチュールのシドニー・トレダノ社長兼CEOも、「マリア・グラツィア・キウリをクリスチャン・ディオールに迎えることを大変嬉しく思います。彼女の女性へのヴィジョン、その魅惑的、詩的な部分どちらも、クリスチャン・ディオール本人の持ち合わせていたそれと共鳴しています。彼女のクチュールという芸術における専門知識と技能への情熱が、我々のアトリエの最高峰のノウハウと完璧な調和を成すことでしょう」とマリアの迎えることに喜びを表している。マリアが去った後、ヴァレンティノでは引き続きピエール・パオロ・ピッチョーリ(PierPaolo Piccioli)が1人でクリエイティブ・ディレクターを務めることになる。 ©BANG Media International
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