Culture / Post
ゴーシャ・ラブチンスキー
本年6月のピッティ・ウオモにゲストデザイナーとして招待されたことをきっかけに制作された本写真集について、ラブチンスキーはこうも語っている。「特別な何かがしたかったんです。コレクショ ン、ショートフィルム、そして本。これらは私 のメッセージを届けるための主な三つの手法で す。同名の本と映像作品は、ともにピエル・パ オロ・パゾリーニからインスパイアされたもの であり、同時に彼に捧げる作品でもあります。 彼が唱えていた思想や詩の中には、現代にも受 け入れられるものがあると思いますし、今、注 目するべきアーティストだと思ったのです」。
日本国内店舗でのお取り扱いは、ドーバー ストリート マーケット ギンザのみ。www.ideanow.online でも発売中。
ゴーシャ・ラブチンスキー写真集『THE DAY OF MY DEATH』
発売日/2016年6月27日(月)
価格/7,000円
判型/ソフトカバー、104ページ、210 x 280 mm
出版/IDEA
部数/1,000部
販売先/Trading Museum Comme des Garçons(パリ)、
Dover Street Market(ロンドン、ニューヨーク、 銀座、Eショップ)
URL/www.ideanow.online
ゴーシャ・ラブチンスキー
新写真集『THE DAY OF MY DEATH』発売!
Gosha Rubchinskiy
フォトグラファーとしてだけでなく、メンズウェアのデザイナーとしても活躍するゴーシャ・ラブチンスキー(Gosha Rubchinskiy)の写真集『THE DAY OF MY DEATH』が2016年6月27日(月)、数量限定で発売された。
世界限定1000部の本作は、すべてフィルムカメラによって撮影されたモノクロ写真にて構成されており、ラブチンスキーの新境地ともいえる。フィレンツェの工場や政府本部などを撮影場所とし、ムッソリーニ支配下のイタリアに、旧ソ連と相似する美的価値観を見出した。「私の問いはこうです。現在のヨーロッパとは何か? 国々は一体化しているのか? はたまた分離しているのか? グローバルとは何か? そして、個性とは何か?」。 表紙を飾った女優のレナータ・リトヴィノヴァ(Renata Litvinova)が物語るようにネオクラシカルなスタイリングも目を引く。スタイリングを手掛けたのは、登場人物の一人でもあるロッタ・ヴォルコヴァ(Lotta Volkova)。そのほかアイヴァン(Ivan Pogornyl)、ティトゥアン&ルイゾン・サビニョーニ(Titouan & Louison Savignoni)兄弟らも登場している。
Gosha Rubchinskiy
Text:Yukino Takakura