803
Culture Post

森美術館が問いかける、“世界と私” の関係とは?「六本木クロッシング2016展」

あなたは今、この記事を何で見ているだろうか。スマートフォン、PC…。そうした今日的メディアによって大きく変化した、“世界と私” の関係。森美術館で現在開催中の「六本木クロッシング2016展:僕の身体(からだ)、あなたの声」は、今を生きるアーティストたちの作品を通して、その新しい関係を見つめ直す展覧会だ。
 
森美術館では2004年から3年に一度、「六本木クロッシング」と題して、日本のアートシーンを定点観測する展覧会を開催している。日本の現代アートに様々な観点からアプローチし、社会との関係を考察するシリーズ展。5回目となる今回は、日本、韓国、台湾のキュレーター4人が選んだ、20組のアーティストによる個性豊かな表現が並ぶ。ハンディキャップを抱える自身のセルフポートレートによって社会における身体性を問う、片山真里。バイオテクノロジーの進歩を背景に同性カップル間の子どもなど “性と生” の可能性を探る、長谷川愛。現代人的感覚から歴史の新しい風景を描き出す、ナイル・ケティング etc.。
 
作品たちが語るパーソナル(個別的)なストーリーを通して、私たちは普遍的なテーマへと導かれる。歴史、過去、性、自己と他者、アイデンティティの獲得…。そこから紡ぎ出される “あなたの物語” に、会場でぜひ出会ってほしい。
 
「六本木クロッシング2016展:僕の身体、あなたの声」
会期/2016年3月26日(土)〜 7月10日(日)
会場/森美術館 (六本木ヒルズ森タワー53F)
時間/10:00-22:00(火曜は17:00まで)
※ただし5/3(火・祝)は22:00まで
※いずれも入館は閉館の30分前まで
※会期中無休
TEL/03-5777-8600(ハローダイヤル)
WEB/www.mori.art.museum

ナイル・ケティング《マグニチュード》2016 Courtesy: YAMAMOTO GENDAI, Tokyo

 

Text: Ken Suzuki

Recomended Post