Fashion / Post
春夏のトレンドに急上昇! いま気になるのは「リュクス・ストリート」
2016年3月28日発売の「ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)」5月号では、春夏トレンドの中から「リュクス・ストリート」をフィーチャー! いま注目したいのは、デザイナーたちが見せるコレクションに漂うリアルストリートの空気感。かつてはトップダウンで降りてきていたトレンドに、“リアル”からのボトムアップという逆転現象が起きている。「おしゃれは特別なものではなく、街を歩く私たちのためにある」そう言わんばかりに、ストリートシーンのアイコンがラグジュアリーなアイテムとしてランウェイを席巻。スポーツアイテムやデニム、スカジャンが今季のおしゃれの鍵を握っている。
また、その背景にあるSNS時代ならではのファッションの形にもフォーカス。ランウェイから発信されたモードは同時多発的に世界中へ広まり、InstagramやSnapchatで“Like”ともにシェアされる。バーバリーは次回コレクションの発表直後から店頭での展開を即時スタートすると発表した。リュクス・ストリートの発端は、「SEE NOW BUY NOW(見てすぐ買う)」というスマホ世代によるアクションからも影響を受けているのかもしれない。
ストリートはいつだってリアルスタイルの発信地
NY、ロンドン、ミラノ、パリ。コレクション会場は今シーズンもいつものように、おしゃれモンスターたちとそのスナップを撮るためのカメラマンたちでごった返していた。ノームコアなんて流行があったことを吹き飛ばして、盛って飾って重ねて、派手に! 目立つ独自のスタイルで着飾るその姿を、新進気鋭の若手カメラマン・銀次郎が切り取ったストリートスナップを大公開。
さらに、「Vetements(ヴェトモン)」のデザイナーで2016-17年秋冬よりバレンシアガのアーティスティックディレクターに就任したデムナ・ヴァザリアの独占インタビューや、本誌でお馴染みのファッションエディターの岸本佳子、清原あいか、一ツ山佳子が、ミリタリージャケット、ボンバージャケット、スカジャン、ジャージを使って提案する大人のためのラグジュアリーなストリートスタイリングも紹介。 米原康正が語る「ストリートの流行と東京ガールたち」、青木正一に聞いた「原宿ファッションを伝えるハンターの目線」、奈良裕也、YOPPY、Coi、木村綾子、市川渚、中田クルミ、るうこなど、歴代おしゃスナ常連たちの「あの頃」を見つめ、80年代から現在まで東京のおしゃスナ史をふり返る特別企画まで、いま知りたい「ファッション × ストリート」の全てを大解剖!
※「」内はNumero TOKYO 2016年5月号より抜粋