Art / Post

銀座メゾンエルメスに “妖怪” が集結!?
水木しげるも驚く、シャルル・フレジェの写真展

いわゆる探訪ルポや民俗学的な資料写真とはまったく異なるアプローチで、姿かたちの美と精神性を淡々と浮かび上がらせるシャルル・フレジェの肖像群。
その姿を前にして私たちは、自らの内なるYÔKAÏたちと再び出会い、それが「ゆるキャラ」やコスプレ、ご当地ヒーロー、アスファルトの路面を割って顔を覗かせた「ど根性野菜」の話題など、現代のキャラクターに類する文化の原点であることを発見する。
なぜならYÔKAÏとは、写真家自身も参照したという『北斎漫画』や、水木しげるの言葉をひも解くまでもなく、日本に生きる私たち自身の姿に他ならないからだ。
……なんなんだこの国は! もはや毎日が、YÔKAÏだらけの「なんだこれは!」大会じゃないか!!!!!!!!!!
そのルーツこと、森羅万象に神を見いだしてきた私たち日本人の精神風土と美的感性は、こんなにも豊かで、そして美しかった……!

※『Numéro TOKYO』2016年3月号 掲載記事を加筆転載

YÔKAÏNOSHÏMA シャルル・フレジェ展
会期/2016年2月19日(金)〜5月15日(日)
会場/銀座メゾンエルメス フォーラム 東京都中央区銀座5-4-1 8階
時間/月〜土 11:00〜20:00(最終入場は19:30まで)
   日 11:00〜19:00(最終入場は18:30まで)
休館日/4月8日(その他エルメス銀座店の営業日に準ずる)
TEL/03-3569-3300
URL/http://www.hermes.com

Text:Keita Fukasawa

Profile

深沢慶太(Keita Fukasawa) フリー編集者/ライター/『Numéro TOKYO』コントリビューティング・エディター。『STUDIO VOICE』編集部を経てフリーに。『Numéro TOKYO』創刊より編集に参加。雑誌や書籍、Webマガジンなどの編集・執筆、企業企画のコピーライティングやブランディングにも携わる。編集を手がけた書籍に、田名網敬一、篠原有司男ほかアーティストの作品集や、編集者9人のインタビュー集『記憶に残るブック&マガジン』(BNN)など。

Recommended Post

Magazine

149_H1_ec

SEPTEMBER 2021 N°149

2021.7.28発売

Shoes Adore!

靴が好きすぎる

オンライン書店で購入する