メディアデザイン、映像、ブランディング&CI、ファッションデザイン、立体作品、都市建築設計、実験的コンピューターグラフィック、そしてファインアートまで。1991年にロンドンで発足して以来、デジタル世紀の先駆者として、分野を跨ぎながらもデザインの最先端を走り続けてきたTomato。ロンドンオリンピックの閉会式で音楽監督を務めたことも記憶に新しいUnderworldの活躍や、外国人として初めて「東京タイプディレクターズクラブ」の会員になったJohn Warwicker、ファッションブランド「Work Not Work」で注目されるSimon Taylorなど、彼らは現在も世界の各地に拠点を移して、新しい表現を模索し続けている。
本展では、25年間にわたって制作されてきた作品群の紹介に加えて、Underworldのために手がけられた新作、レコードジャケットやグラフィック、アートワークなどを一般初公開。会場の枠を超えて展開されるインスタレーション作品群からも目が離せないはずだ。Tomatoが誘(いざな)うクリエイティブな冒険に、貴方も一歩踏み出してみてはいかがだろうか?