レオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)がアカデミー賞主演男優賞獲得のために受けた多くのサポートに感激したようだ。28日(日)に行われたアカデミー賞で『レヴェナント:蘇えりし者』で演じた役で悲願の主演男優賞を受賞したディカプリオは、6度目のアカデミー賞ノミネートされたこと、そして今年度のノミネートが発表された際に多くの人たちがディカプリオの受賞を願ってくれたことに対して感謝の気持ちでいっぱいであると受賞スピーチで語った。「僕たちは自分たちがやっていることに対して最高の作品ができるよう、いつも努力しています。しかし今年は特に、多くのファン、そしてこの業界で働く方々の本物の素晴らしいサポートをいただけたことに喜びを隠しきれません。感激しています。なんて言ったらよいのでしょうか?とてもみなさんに感謝しています」。
さらにディカプリオは自身が力を入れている気候変動の問題への活動にも話を広げ、そういった活動を自分が行っていることに喜びを感じていると続けた。「すべては素晴らしい経験になっています」「僕は映画のことを語ることもできますが、それと同じく僕が夢中になっていることについても話すことができるのです。それは気候変動についてです。僕ら人類にとって最も大きな問題であり、僕はそのことについて話したいと思っています」「これだけは言っておきたいです。『レヴェナント:蘇えりし者』は自然と人間との関係性を描いたものでした。2015年は歴史上最も暑かったと僕たちは感じています。なぜなら映画制作のため、雪がある場所を探すために地球の南の先端へ行かなければならなかったからです」「気候変動は実際に今起きていることなのです。僕ら全人類が直面してる最も緊急の問題であるため、団結してこの問題を食い止める必要があります。環境の汚染を引き起こす組織ではなく、全人類のために声をあげてくれる世界中のリーダーのサポートが必要です。この問題にもっと影響を受けている先住民のためにも、世界中の恵まれない人々のためにも」「僕たちの子孫のためにも。貪欲な政治のせいで僕たちの叫びはかき消されているのです。今夜の素晴らしい授賞式に感謝しています。この地球を当たり前だと思わないようにしましょう。今夜のことを私は当たり前のことだとは思っていません」。