又吉直樹インタビュー。芥川賞受賞前に語った『火花』への思いとは? | Numero TOKYO
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又吉直樹インタビュー。芥川賞受賞前に語った『火花』への思いとは?

自身初となる小説『火花』が第153回芥川龍之介賞を受賞した又吉直樹。売れない芸人・徳永と師として仰ぐべき先輩・神谷が笑いについて議論しながら、それぞれの道を歩む魂の交流を描いた本作は、エンターテイメントの要素をもちながら、純文学ファンをも唸らせた感動作だ。今年の4月28日に発売されたヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)2015年6月号の「男の利き手」では、受賞前の又吉直樹に迫っている。

「主人公と年齢も芸歴も一緒で、当時の状況や悩みも僕と近いから、そう(私小説的だと)思われても仕方ないんですけど、同世代の芸人なら、みんな同じように抱えていたことでもあるんです」と語っているように、お笑い芸人が主人公の本作。物語では、芸人の師弟関係に焦点が当てられる。自身が所属する吉本興業では、どんなに貧乏でも先輩が後輩におごることが普通。そのシステムを「決して賢くないんですけど、いいことだとも思うんです。外の世界はそういう変なルールに忠実ではないという意味でも」と独自の目線で話す。インタビューではこの他、独自のお笑い哲学や、気になる次の執筆予定についても直撃。インタビューをぜひチェックして。

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写真は主演映画『タバコイ』より(2013年3月公開)

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