rms beauty創設者にインタビュー。ブランドの在り方、美と健康について語る | Numero TOKYO - Part 4
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rms beauty創設者にインタビュー。ブランドの在り方、美と健康について語る

──モデルさんに美容や健康についてアドバイスされることも多いのでしょうか?
「そうですね、肌を近くで見れば、その人の体調がすぐわかってしまうので。肌の色がちょっとくすんでいれば血流が悪いサインですし、タバコを吸っていれば口もとにシワが寄ってきやすくなります。おでこのニキビや肌荒れは、便秘症など腸内環境の問題が考えられるのでプロバイオティクス(ビフィズス菌や乳酸菌によって腸内細菌叢と正常に戻す)が必要ですよね。モデルさんは基本的にみんなキレイですが、彼女達が食べているものを観察してアドバイスしたりしています。砂糖は体に良くない食材のひとつですが、砂糖よりもっと悪いのがアスパルテームなどの人工甘味料です。通常の砂糖の約200倍の甘さといわれるこの人工甘味料が使われているのが、実はカロリーオフなどをうたっているダイエット系の清涼飲料水です。痩せたいと思って飲んでいても、結果的には体が処理できない成分を摂って体に負担をかけていることになります。そういうわけで、私は撮影現場にローフードを持参して、モデルたちへの “食育” に励むのです(笑)」
──肌をつくる食べ物から使用するメイクまで、至れり尽くせりですね!
「人工甘味料は、各種の成人病はもちろん、うつ病、ADD(注意欠陥障害)やADHD(注意欠陥・多動性障害)など、さまざまなリスクが懸念されている添加物。これを摂取しなくなるだけでも、メンタルに変化が表れます。まずは『私の前では感情を出してもOK』というスタンスで接するので結果的に信頼関係ができて、みんな食事から変えていくようになりますね」
──エネルギッシュに活躍されるローズマリーさんの元気の源はなんですか?
「私の元気の素は食べ物ですね。朝はバナナをはじめいろいろなフルーツをブレンダーにかけスムージーを飲んだり、ランチやディナーでもできるだけローフードに近いものを食べるようにしています。最近では、加熱調理した食事や加工食品を食べると体が反応するようになってきて。私の妹も少し前に病気をしてしまったのですが、ローフードをはじめたら体調が良くなり、感情面においても注意緩慢さがなくなり、なにより肌がとてもきれいになりました。日本食もとても良いですよね。お味噌汁は、すごくヘルシーなので私も好きです」
──最後に日本のrms beautyファンにメッセージがあれば頂けますか?
「もともとローフード文化のある日本は、rms beautyの商品ととても相性の良い国だと感じています。品質へのこだわりや、洗練されたモノを好む傾向が強い、という意味でも。日本では、まだ全プロダクトを紹介できていないので、これから徐々に増えていくと思います。rms beautyならではの上質な心地よさ、肌が喜ぶ色と質感をこれからますます楽しみにしていてくださいね!」
こうして雑誌やラジオ、テレビなどでの自身が開発したプロダクトの良さを伝えるだけでなく、毎日使う人の健康を考え、パーソナルケア製品に含まれる化学物質の危険性の一部を公開するwww.beautytruth.comも立ち上げているローズマリー氏。「まだまだ私は、闘っているところ!」とファイティングポーズで笑う、その肌やスタイルの美しさ、キラキラとしたまなざしと笑顔は、内側からのクリアなエネルギーに満ちている。インタビューで登場した魔法のような使用感のビューティオイルも日本への上陸が待たれ、rms bautyでトータルケアできる日が待ち遠しい!
Photos:Koji Yamada Interview & Text:Kumiko Ishizuka
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