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宇川直宏、スプツニ子!…… 作家10組が映し出す “日本のいま”。金沢21世紀美術館にて。

金氏徹平 金沢21世紀美術館「われらの時代:ポスト工業化社会の美術」展示風景
撮影:木奥惠三 画像提供:金沢21世紀美術館

 
 

いつの時代にあっても、移りゆく時とともに、“コンテンポラリー(同時代)” は変わっていく。その変化は、当たり前のことであるものの、私たちに新たな気付きを与えてくれるだろう。同時代を見つめ続けてきた金沢21世紀美術館が、開館から10年を経て “美術のいま” を問い直す展覧会シリーズ『ザ・コンテンポラリー』を開催している。全3回からなる企画のうち、最初に焦点を当てたのは “日本のいま”。現在開催中の『われらの時代:ポスト工業化社会の美術』展では、その活躍が高く評価されている2000年以降の日本人作家10人(組)を紹介している。
 
自動車産業や工業を中心とした社会から、サービス業や情報産業に軸足を移した社会へ。少子高齢化や地方の疲弊の進行、孤独死といった新たな社会問題。SNSやスマートフォンによる他者との常時接続、個人が情報発信できるメディアの普及といった、自らを取り巻く情報環境の発達。2000年以降の日本は、その姿や在り方を大きく変化させてきたが、その中で移りゆく “同時代” はいま、私たちに何を訴えるのだろうか。そして私たちはそこに何を見いだすことができるのだろうか。
 
スプツニ子!に、宇川直宏、アルマ望遠鏡プロジェクト…… 若手日本人作家10人(組)が、それぞれの作品に同時代を映すことで、日本のいまを問う展覧会。映された同時代を見つめることで得られる気付きは、私たちを取り巻く社会のあり方について考える上で、大きなヒントとなっていくはずだ。
 
 
ザ・コンテンポラリー 1 われらの時代:ポスト工業化社会の美術
会場/金沢21世紀美術館
会期/2015年4月25日(土)〜 8月30日(日)
時間/10時〜18時(金・土曜日は20時まで)
休館/毎週月曜日(ただし、7月20日、8月17日は開場)、7月21日(火)
TEL/076-220-2800
WEB/www.kanazawa21.jp
 

Text: Kahlua Tsunoda

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