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綾野剛の役者人生を変えた出来事とは?「迷いのようなものが、一気に吹っ切れた」
役柄によってまったく異なる空気を放ち“カメレオン俳優”として名高い役者、綾野剛。現在放送中、武井咲とW主演を務める『すべてがFになる』(フジテレビ系毎週火曜21時~)では天才肌の研究者を演じている。そんな彼が、10月28日発売のヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)2014年12月号に登場。役者としての新たな決意を語ってくれた。ドラマで彼が演じるのは、工学部建築学科の准教授で天才肌の研究者、犀川創平。天才というと、つい人間味のない、クールな人物を想像してしまうが、「犀川に関しては、もっと人間らしいところを出していきたいという思いがありました。時にチャーミングであり、時に温かくて。あまり理屈っぽくない人物に仕立て上げたいと目論んでいます」と、役作りについての豊富を語る。
着実にキャリアを重ねてきた実力派という印象が強いが、目まぐるしい日々の中で、迷いが生じたこともあったのだとか。「自分の中から出し続ける状況ばかりが続いていて、その次のアクションというものが見えづらくなってきていたというのが正直なところです」。そんな彼にとってターニングポイントとなったのが、出演作『そこのみにて光り輝く』が、モントリオール映画祭のワールド・コンペティション部門で最優秀監督賞を受賞したことだった。「丸11年役者をやってきたなかで徐々に溜まっていた迷いのようなものが、一気に吹っ切れたんです」と言わしめるまでに、彼に影響を与えたモントリオールでの出来事とは、果たしてなんだったのだろうか? そして、そこから生まれた新たなる決意とは? 迷いを克服し、さらなるステップへの一歩を踏み出した綾野剛に注目したい。
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