マジすか!?『レッドブル・ミュージック・アカデミー東京2014』 | Numero TOKYO
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マジすか!?
『レッドブル・ミュージック・アカデミー東京2014』

201X年、日本。 この国の音楽シーンは、“ある危機”に直面していた──。 音楽配信の流れを受けて、全世界で売り上げが激減しているはずのCDが、アイドルの握手券や乱造される特殊限定ジャケット商法で、まだ突出した売り上げを誇る国。 なぜか突然、教育現場でダンスを必修化しても、風営法によるクラブ規制で「踊るところがない……」といわれる国。 世界第2の音楽マーケットを誇りながら、当のミュージックラヴァーたちをして「ガラパゴス」「焼け野原」と自嘲される国。。 ……そんな嘆きに満ちたこの国の首都・東京に、この秋、超☆強力な音楽カルチャーのインキュベーター(支援&育成者)が上陸を果たす! という噂を聞き付け、「キタか!?????」と立ち上がろうとしたところ、前のめりにつんのめってヘッドホンのコードが抜けてしまい、極太の重低音で部屋全体がドワワワワワ〜〜〜ンと振動した。 以下、その衝撃とともにざっくばらんなまとめをお届けする。

Text:Keita Fukasawa

Profile

深沢慶太(Keita Fukasawa) フリー編集者/ライター/『Numéro TOKYO』コントリビューティング・エディター。『STUDIO VOICE』編集部を経てフリーに。『Numéro TOKYO』創刊より編集に参加。雑誌や書籍、Webマガジンなどの編集・執筆、企業企画のコピーライティングやブランディングにも携わる。編集を手がけた書籍に、田名網敬一、篠原有司男ほかアーティストの作品集や、編集者9人のインタビュー集『記憶に残るブック&マガジン』(BNN)など。

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