ピンク・フロイドの新作アルバム、故リチャード・ライトに捧げる内容に | Numero TOKYO
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ピンク・フロイドの新作アルバム、故リチャード・ライトに捧げる内容に

イギリス出身のロック・バンド、ピンク・フロイド(Pink Floyd)のニューアルバム『ザ・エンドレス・リバー』は、キーボードを担当していた故リチャード・ライトに捧げる作品となるよう。同LPには1994年の『対/TSUI』のためにレコーディングされた曲も収録されるようで、2008年に65歳で他界したリチャードのさまざまな音源も取り入れられるようだ。フィル・マンザネラ、ユース、音響技師のアンディ・ジャクソンやプロデューサーと共に数か月に渡りアルバム制作にあたっているギター兼ボーカルのデヴィッド・ギルモアとドラムのニック・メイスンは、この新作が「特別な」バンドメンバーであったリチャードに敬意を表すものだと話している。メイスンは「『ザ・エンドレス・リバー』はリックへのトリビュートなんだ。このアルバムはピンク・フロイドの中心となる音にリックが貢献したことや、どのようにプレイしたかを見るのに良いものになっているよ。セッションを聞きなおして、リックがどれだけ特別な演奏者だったかってことがはっきり分かったよ」と話し、ギルモアは「『ザ・エンドレス・リバー』は1993年の『対/TSUI』用にセッションした音源からスタートしたんだ。3人で演奏した20時間以上におよぶ音源をみんなで聞いて、ニューアルバムに収録したい曲を選んだんだ。ここ1年を通して新しいパートを加えたり、再録音したりして、ピンク・フロイドの21世紀版アルバムを完成するためにスタジオの技術を駆使したんだ。リックがいなくなって、そして、奴と一緒にプレイすることがもうできないから、復刻、再編した曲が俺らのレパートリーの一部として発表されることがやるべきことだって感じたんだ」と付け加えた。
 
世界10都市においてビルの壁面に登場するという11月10月に発売予定の同アルバムのアートワークは、雲河の上で男がボートを漕いでいるものになるようで、若干18歳というエジプト人デジタル・アーティストであるアフマド・イマード・アッディーンによって制作され、英国のデザイン事務所スタイロルージュによって編集された。
 
また、ポリー・サムスンが新たに歌詞を執筆した『ラウダー・ザン・ワーズ』も含まれているものの、ほとんどが楽器のみの楽曲が収録されており、「4面」に渡って書かれているトラックリストがそのアルバムの楽しみ方を提示しているようだ。
 
Photo:Bangshowbiz

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