ファッション界もラブコールを送るスカイ・フェレイラの堂々たるデビューアルバム | Numero TOKYO
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ファッション界もラブコールを送るスカイ・フェレイラの堂々たるデビューアルバム

カリフォルニア出身、22歳のシンガーソングライターのスカイ・フェレイラ。どこかワイルドなロックスター然とした彼女はミュージシャンとして注目されるだけでなく、モデルとしても活躍しており、すでにサンローランでキャンペーンモデルを務めたり、マート&マーカス、スティーヴン・マイゼルやテリー・リチャードソンといった一流フォトグラファーとのセッションも経験済み。昨年の5月に本誌の表紙を飾った彼女の堂々とした存在感を覚えている人も多いのでは?

デビューから4年以上かかってようやく完成した待望のデビューアルバム『ナイト・タイム、マイ・タイム』では、80sのシンセポップや90sのオルタナロックのエッセンスも感じさせつつ、2010年代のポップミュージックとしてしっかりと昇華。本作において、自身の名前が「エグゼクティブ・プロデューサー」としてクレジットされていることも、彼女がただのお仕着せのシンガーではないことを証明している。日本盤には、人気の「エヴリシング・イズ・エンバラシング」や「レッド・リップス」といったEP『Ghost』のトラックも収録。なお、ダークでフラジャイルな雰囲気のカバーフォトはフランスの映画監督、ギャスパー・ノエが撮影したもの。クリエイターのインスピレーションを刺激するミューズとしての活躍にも引き続き期待したい。


スカイ・フェレイラ『ナイト・タイム、マイ・タイム』
レーベル/ユニバーサル
価格/¥2,200(税抜き)
発売中

Text:Misho Matsue

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JANUARY / FEBRUARY 2025 N°183

2024.11.28 発売

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