Culture / Post

予想以上すぎる超サンドイッチ体験!『KOHEI NAWA|SANDWICH』展


展示風景より。(Photo: 山口賢一 / JAMANDFIX)
 
そこには、「多種多様なマテリアルを変幻自在に操り……注目を集める日本人アーティスト」といった、ありきたりの言い回しでは到底、表しようのない“何か”が渦巻いていた。
そしてその何かが、名和晃平の作風である、誰も見たことのない超越的な眺めへと結実し、すまし顔で鎮座することを余儀なくされてきた“アート作品”と、訳知り顔で理解したふうを装いがちな“観衆”という、社会的な関係性の壁を一気にぶち抜いてみせるのだ。
 
sandwich
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展示風景より。(Photo: 山口賢一 / JAMANDFIX)
 
SANDWICHの人々を見ると、また名和の作品が見たくなる。
名和作品の超景色を眺めると、またSANDWICHの人々の手付きが見たくなる──。
(※某なつかしCM風に)
 
……もはやトリコ仕掛け。
現実感を揺るがす名和晃平のアート作品と、それを現実に創り出すプラットフォームとしてのSANDWICH。
両者の強力な磁力に挟まれ、創造性が渦潮のごとく共振と共鳴を繰り返す展示空間で、まだ見ぬアートの可能性を幻視した。
 
sandwich
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GYREの1〜2階ファサードにも名和作品『Direction』が。(Photo: 山口賢一 / JAMANDFIX)
 
『Kohei NAWA|SANDWICH』
期間/12月8日(日)〜2014年2月16日(日)
場所/EYE OF GYRE 東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 3F
 
information
TEL/03-3498-6990
HP/http://gyre-omotesando.com/

 

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深沢慶太(ふかさわ・けいた)
 
フリー編集者/ライター/『Numéro TOKYO』コントリビューティング・エディター。『STUDIO VOICE』編集部を経てフリーに。『Numéro TOKYO』創刊より編集に参加。雑誌や書籍、Webマガジンなどの編集・執筆、企業企画のコピーライティングやブランディングにも携わる。編集を手がけた書籍に、田名網敬一、篠原有司男ほかアーティストの作品集や、編集者9人のインタビュー集『記憶に残るブック&マガジン』(BNN新社)など。

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