限定コラボアイテムをプレゼント!SHIGETAによる、蜷川実花の「人生になくてはならないもの」を引き出すオイル。 | Numero TOKYO - Part 3
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限定コラボアイテムをプレゼント!
SHIGETAによる、蜷川実花の「人生になくてはならないもの」を引き出すオイル。

──今回の3つのオイルにはどんな人生観が込められているのでしょう?
 
C「私はいつも情報を転写して、昇華して、熟成させて置いて、タイミングが来た時に一気にブレンドするんです。《トウキョウルージュ》はすごく勢いがある香り。この“瞬時に自分の潜在能力を開花させる”蜷川実花を表現するために、バスルームに行っていつもより濃いお化粧をして、15センチくらいのヒールを履いて、ゴールドのドレスを着てブレンドしたんですよ。イメージして作ったプレイリストを大音量で流して一心不乱で。今回は、普通あまり使わないような赤唐辛子とピンクペッパーを使って、強いのに落ち着きがある香りになっています」
 
M「思ってた以上に自分っぽくて(笑)。甘い香りは自分らしくないし、一日つけてみて改めて、なんて媚びない香りなんだろうって。初めは嗅いだことがない香りなんだけど、10分くらいするとすごく心地良くて、本当に気に入ってるの」
 
C「《シャンハイノワール》は、実花ちゃんの言うセクシーさとかって内面からのものなんです。そこを表現するためのウッディな香りを探すためにサンダルウッドはオーストラリア産の軽めのものだけではなく、スリランカ産の高価な香りの濃いものをブレンドし、すごく贅沢なものにしました。自立した女性の色っぽさってインテリジェンスもあって。そのお供になる香りを選ぶのは難しかったですね」
 
M「そう。私が考える色っぽさってふんわりした女性らしいものとは違ったんんですよね。女の私が必要なものとして作っているから、実は男性にすっごく合う香りなんじゃないかって気もしていて。自分の性を呼び覚ますようなもの。それはもしかしたら女性性じゃないのかもしれない」
 
C「《パリネージュ》の“無重力になる”のは、瞬時にOFFにさせるため。『オフって一言でいえば何?』って聞いたら、『無重力』。二言目は『真空管の中に入ってる感じ』って(笑)。そうくるかー!みたいな(笑)。何もない空間で漂って、すべてをニュートラルにするっていうことなんだよね」
 
M「リラックスとはまた違うんだよね。一回リセットするの。気持ちいい香りというよりは真空だったり、無重力だったり。頭がウワーッてなっていたものをシュッとクリアに収めてくれる」
 
C「そのときに必要になったのが、このビオラの香り。これもまた超レアで。この香りだけ嗅ぐとあまり良い香りじゃなくて、色もよくないんですよ。でもブレンドすると、香りが四角く出て、ピシッとしたこのテーマにすごく合ったんですよね」
 
M「自分に必要なもの3つ挙げていったらこんな結果で、自分でもびっくりした。私の内面丸出しで、ほんわかリラックス系がまったくなくて。なかなかストイックな人生歩んでんだなぁ、みたいな(笑)」
 

Photos:Shuichi Yamakawa Edit & Text:Saori Asaka

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