アートな“ネオ漫画”の進化形! 横山裕一の新刊を見たか!? | Numero TOKYO - Part 2
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アートな“ネオ漫画”の進化形! 横山裕一の新刊を見たか!?

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『世界地図の間』(イースト・プレス)表紙

『世界地図の間』(イースト・プレス)
 
デビュー作『ニュー土木』(2004年)以来、横山作品を数多く刊行してきたイースト・プレスから、満を持して発売された『世界地図の間』。
幾何学図形を思わせる頭部や目鼻立ちなど、異様な風貌のキャラクターたちや、時代や地域が特定不可能な舞台設定、「ザー」「ドドドドド」「ゴロゴロゴロゴロ」など画面狭しと轟き渡る擬音語に至るまで、これまでの表現を継承しつつ、帯文には斜め上感あふれる“ネオ劇画”の文字が。
漫画家の市川春子による「湧き立つ新世界! かっこよすぎて笑ってしまう」というコメントも胸アツすぎる。


 
──そもそも“ネオ劇画”とは何でしょうか?
 
横山裕一「簡単に早く言うと ー何も起きない劇画— とお考えいただいて構わない/基本的には従来作を劇画に見えるように描いているという事である」
 


『世界地図の間』(イースト・プレス)より
 
──どのあたりが新しい表現なのでしょうか? 試みた点や工夫したポイントについて教えてください。
 
横山「劇画風の演出で書いてゆくということ(だがそれは表面的な意味である)と・これまでよりも若干細部をうるさく窮屈に書き込んでいる点が工夫といえば工夫かもしれない」
 
横山裕一4
横山裕一4


『世界地図の間』(イースト・プレス)より
 
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