「茶湯」と「現代アート」を融合させてみたらどうなるだろうか。そんな実験的なコラボレーション展「一品更屋展」が、hpgrp GALLERY TOKYOで6月27日(木)から開催される。
「茶湯」とは、たんに「茶を飲む」という生活習慣とはひと味違う。「茶を飲む」という行為や「茶を点てる」というプロセス自体に美を見出す、16世紀の日本で成立した「芸術としての茶」のこと。
そして今、この「茶湯」が持つ革新性を、現代美術のフィールドで再解釈するという試みがにわかに活発化しているらしい。本展の企画者である“現代茶湯ユニット”一品更屋”もそのひとつ。
本展では、「現代の茶室」に見立てたギャラリーの中に、参加作家が手がけた茶道具、中国茶器、ティーセットといったものと、現代美術の作品を垣根なく展示し、「茶文化とアート」の共通点や差異、接合点を明らかにするという。参加作家は、箕浦徹哉、井上絵美子、村山まりあ、宮原夢画、川久保ジョイなど個性派ぞろい。気になった人は、ぜひ足を運んでみてはいかが?
一品更屋展
期間/6月27日(木)~7月21日(日)
場所/hpgrp GALLERY TOKYO(東京都渋谷区神宮前5-1-15 CHビルB1F)
TEL/03-3797-1507