華原朋美、7年ぶりのレコーディングで感極まる | Numero TOKYO
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華原朋美、7年ぶりのレコーディングで感極まる


「過去の自分を成仏させてあげることができる…」。芸能界復帰までの道のりと胸の内を、Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)2013年4月号のインタビューで語ってくれた華原朋美。4月13日には、復帰後第一弾シングルとなる「夢やぶれて -I DREAMED A DREAM-」がついに発売となる。レコーディングはおよそ7年ぶり。今回のレコーディングでは自身初、フルオーケストラとの競演が実現した。新たなるステージに挑む真摯な姿と、圧倒的な歌唱力でその場にいたスタッフを感動の渦に包み込んだ、華原朋美の新曲収録現場の様子をレポート!
 
レコーディングが行われたのは、今年2月。華原さんは赤いトップスに黒のカーディガン、デニムパンツ、めがねを着用したラフなスタイルでスタジオ入り。到着すると早速、コントロール・ルームにて音楽監督を務める武部聡志さんとの打ち合わせがスタートした。フルオーケストラに合わせて実際に歌うのは、この日がはじめて。事前に渡されていたデモテープに合わせ「夢やぶれて」を口ずさみながらイメージの共有。しかし途中で武部さんから「テープよりも本物がいい、さっそく歌ってみましょう」という提案があり、急きょ、練習なしで録音することに。スタジオ到着からものの5分で、華原さんはレコーディングルームへ。録音室の手前にあるブースには総勢41名のオーケストラがスタンバイ。大きな声で挨拶とお礼を述べた後、マイクの元へ行き精神統一。履いていた白いハイヒールの靴を脱ぎ裸足でマイクの前に立ち深呼吸すると、大きな声で「お願いします」と合図。
 
「〜夢を見ていたわ 望み高く生きて 愛がすべてだと 神は許し給うと…」。華原さんが歌い始めると、それまで緊張感でいっぱいだったスタッフルームには不思議と安心感が漂ってくる。到着して5分、発声練習なしに歌い出したとは思えない歌唱力に、その場にいたスタッフは皆、圧倒された。1回目を歌い終えた華原さんは一言、「FNS(歌謡祭)よりも緊張したかもしれない」。ここからは、歌ってはその録音を聞いて、気づいた所をチェックして話し合い、また歌う、の繰り返し。言葉ひとつひとつの発音の仕方、音の伸ばし方と切り方、抑揚の付け方など、細かなニュアンスまでが話し合われた。言葉の意味と、どういう風に発音したら聴き手に伝わりやすいかということに最後までこだわっていた華原さん。「夢やぶれて」の歌詞と自身の人生をリンクさせながら、自分自身がこの歌を歌う意味を、何度も確かめているかのようだった。
 
「(前略)聴いた方たちから“この歌を歌うために今までがあったんだね”って言ってもらえたら、苦しかった過去も報われるんじゃないかって。宝箱になる気がしてるの。(ヌメロ・トウキョウ2013年4月号より抜粋)」.
 
「夢やぶれて -I DREAMED A DREAM-」はCD発売に先立ち、着うたを配信中。YouTubeのユニバーサルミュージック公式チャンネルでは、レコーディング風景やジャケット撮影のメイキング映像も公開されている。2013年4月13日に発売するCDのカップリングは、自らの代表曲である「I’m proud」をこちらもフルオーケストラレコーディングで収録。CD発売記念としてスペシャルライブの招待券が当たるプレゼントキャンペーンも決定している。
 
▶華原朋美インタビュー「過去の自分を成仏させてあげることができる」
▶インタビューの全文はNumero TOKYO2013年4月号に掲載
 
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