OPNが放つ 21世紀の電子バロック音楽の傑作『Age Of』 | Numero TOKYO
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OPNが放つ 21世紀の電子バロック音楽の傑作『Age Of』

ソフィア・コッポラの映画『ブリングリング』の音楽監督を務め、昨年には映画『グッド・タイム』でカンヌ・サウンドトラック賞を受賞したダニエル・ロパティンによるプロジェクト、OPNことワンオートリックス・ポイント・ネヴァー(Oneohtrix Point Never)のニューアルバム『エイジ・オブ(Age Of)』が完成。

カンヌ受賞ミュージシャンによるワンオートリックス・ポイント・ネヴァー

自身の音楽活動のみならず、FKAツイッグスとのコラボレーションや、アノーニ、デヴィッド・バーンのプロデュースでも知られる気鋭のミュージシャン、ダニエル・ロパティン。さらに映画音楽の分野でも、ロバート・パティンソン主演で話題を呼んだ『グッド・タイム』で、カンヌ映画祭最優秀サウンドトラック賞を受賞するなど、多岐に亘るフィールドで成功を収めている彼のプロジェクト、ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー(ONEOHTRIX POINT NEVER)の最新作『Age Of』がリリースされた。


『Age Of』より。新曲「Black Snow」のMV。OPNことダニエル・ロパティン自らが監督を務めた。

エフェクトの施されたヴォーカルがチェンバロやノイズ、サンプリング音源と美しく絡み合う、モダンで実験的なバロックサウンドを展開。ジェイムス・ブレイクやアノーニをはじめ、ファッション界も注目するシンガー/チェリストのケルシー・ルーなど、現代の音楽シーンに欠かせない才能とのコラボレーションにも注目したい。


Oneohtrix Point Never「MYRIAD」


NYパークアベニュー・アーモリー(Park Avenue Armory)で開催された公演の様子。

また、先日行われたニューヨークでの3公演のチケットはソールドアウト、同じく即完となった7月のロンドン公演を経て、9月12日(水)には一夜限りの東京公演が渋谷・O-EASTにて開催される。海外では圧倒的評価の高い、気鋭アーティストのパフォーマンスは見逃せない!

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OPNがコラボレーションした一つに、FKAツイッグスがクリエイティブ・ディレクターを務め、彼女のインスタグラムで展開するデジタルマガジン『AVANTgarden』がある。その第三弾「MEATSPACE」と名付けられたモーション・グラフィック小説のオリジナル・コンセプトを、FKAツイッグスとワンオートリックス・ポイント・ネヴァーが手がけた。人工知能によって、アーティスト以外のほとんどの人類が虐殺されたディストピアの世界が描かれ、“真の人間性とは何か”を追求するストーリー。ちなみに監督はFKAツイッグス自身。


Oneohtrix Point Never「The Pure and the Damned (featuring. Iggy Pop)」
2017年、カンヌ・サウンドトラック賞受賞をした『Good Time』OSTより、イギー・ポップが作詞とヴォーカルを担当のエンディング・テーマ「The Pure and the Damned」


オリジナルサウンドトラック『Good Time』
¥2,200(Warp Records / Beat Records)

最新作『Age Of』は、数量限定のオリジナルTシャツ付セットのスペシャル・フォーマットも発売。


ONEOHTRIX POINT NEVER『Age Of』

¥2,200
CD国内盤+Tシャツ¥5,500
(Warp Records / Beat Records)
URL/www.pointnever.com/

Oneohtrix Point Never来日公演
日時/2018年9月12日(水) 開場19:00 開演19:30
会場/Tokyo O-East
前売/¥6,000(税込/別途1ドリンク代)
チケット/ローソンチケット(Lコード:72937) 0570-084-003 ほか
URL/www.beatink.com

Text:Minami Mihama Edit:Masumi Sasaki

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