お天気に恵まれた、表紙とモードのNY撮影の裏側! | Numero TOKYO
Fashion / Editor's Post

お天気に恵まれた、表紙とモードのNY撮影の裏側!

現在発売中の『ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)』2021年5月号の表紙とモードストーリー「伸びやかに緩やかに、ありのままを楽しむ」。今回の撮影裏のちょっとした出来事を本誌ではお見せできなかったアザーカットとともにお話ししたいと思います。

フォトグラファーはお馴染みのイナ・レキウィック(Ina Lekiewicz)。普段はロンドンベースということもあり、イギリス国内やヨーロッパでの撮影が多い彼女ですが、今回はNYで撮影。元々は、スペインのマヨルカ島での撮影を予定していたのですが、2月初めはヨーロッパはロックダウン真っ只中…。イナはヨーロッパ間を自由に行き来ができないし、私たちが撮影を強く希望していたモデルのジードレ・ドゥカウスケート(Giedre Dukauskaite)もNYからスペインに飛べない…ならば比較的規制が緩いNYで撮影をしよう! と、イナがNYに飛んでくれました。 場所はNYのロングアイランドビーチと、その傍のコテージ。可愛らしいコテージにかつての古き良きアメリカンカルチャーを感じました。 どの撮影でもそうですが、撮影中はリモートで私がチェックできるように、ロケーションや撮影ショットの写真を送ってもらっています。

お天気に恵まれて、自然光が綺麗に差し込む室内や外のビーチで撮影は無事に終了で撮影を無事に終了。

よかった、とホッとしていたところ、Inaからさらに写真やビデオが送られてきました。

それはなんと雪が降りしきる様子…

前日までにあんなに晴れていたのに信じられない光景でした。NYの天候はコロコロ変わりやすいのは知っていますがまさかここまでとは…。雪が酷すぎて交通がストップしてしまったため、最後にサンプル(撮影のためにブランドから借りる服など)の返却が2、3日滞ってしまうというハプニングのおまけ付きでした。

そんな中仕上がった撮影ストーリーは自己をマインドフルに昇華させるような優しい雰囲気にも溢れていて、号テーマの“セルフラブ”に相応しい出来になりました。ぜひ誌面でチェックして見てください。

Photo:Ina Lekiewicz Model:Giedre Dukauskaite at Elite New York City Stylist:Irene Barra Hair & Makeup:Ingeborg Casting:Monika Domarke Production:Francesca Valente at 2DM Management Photographer Assistant:Nate the Carlo Stylist Assistant:Diana Choi Production Assistant:Zach Ranson Edit:Midori Oiwa

Profile

大岩翠Midori Oiwa ファッション・エディター/フォト・エディター。大学卒業後、渡英。ロンドンのファッション誌でアシスタント経験を積む。2018年に帰国し、『Numero TOKYO』に参加。現在は、海外撮影のカバーストーリーをメインに、ファッションコンテンツを担当しているほか、フリーのエディター、スタイリストとしても活動中。去年から猫を飼い始め、愛猫と一緒に寝るのが何よりも癒し。おかげで引きこもりがちなので、今年こそは海外旅行のルーティンを取り戻したいとたくらみ中。
Instagram: @midorioiwa

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