すべてが極上!「ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2013」のローンチイベントをレポート
世界的シャンパーニュメゾン「ドン ペリニヨン」から「ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2013」が先月発売に。新たなヘリテージをともに楽しむため、醸造最高責任者ヴァンサン・シャプロンが4年ぶりに来日。「La Cime(ラ・シーム)」の高田裕介シェフとコラボレーションするというエクスクルーシブなイベントが開催されました。
「ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2013」の格別なハーモニー
「ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2013」は、悪好天の極端な天候が交互に訪れた2013年に生まれた遅摘み(ブドウの収穫時期をギリギリまで遅らせ、水分が蒸発によって失われることで糖度・凝縮度が最大限高くなった段階で摘み取る)ヴィンテージ。ドン ペリニヨンの創造的プロセスのひとつである「長い熟成期間」にフォーカスし、最高に調和の取れたシャンパーニュとして誕生。
会場の天王洲の寺田倉庫に「ドン ペリニヨン」発祥のシャンパーニュ地方のオーヴィレール修道院をイメージした空間を再現。幻想的な光に包まれる中「ドン ぺリニヨン ヴィンテージ 2013」をいただきます。ピノ・ノワールとシャルドネが共鳴し、程よい酸味も兼ね備え、シトラス、植物、スパイスという3つのニュアンスを奏でながら、きめ細かなパウダーのような繊細なアロマがやってきます。シャンパーニュだけでも楽しめますが、どんなジャンルの料理とも合いそうな絶妙なバランス。この後のペアリングも楽しみです。
「La Cime」の高田裕介シェフとのペアリングディッシュに感動
高田裕介シェフの「La Cime」は、2022年度「世界のベストレストラン50」にランクイン、ミシュラン2つ星、また高田シェフはドン ペリニヨンが取り組んでいるシェフ・コミュニティ「ドン ぺリニヨン ソサエティ」のメンバー。今回特別に「ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2013」に合わせたペアリングメニューをいただけるとはありがたすぎる。
醸造最高責任者であるヴァンサン・シャプロンは「シャンパーニュにおいて、時間というのは大切な要素で、その結果ハーモニーが生まれるのです。そしてハーモニーによって掻き立てられるエモーションが全ての原動力となります。エモーションは今この瞬間のものですが、過去から生まれ、未来へと繋がるものでもあります。その時間の連続性をドン ペリニヨンのチームの皆が大事にし、共有しています。ドン ペリニヨンというブランドの永続性は、現在と過去そして未来を繋ぎ合わせているのです。皆さんがドン ペリニヨンを楽しまれるときは是非その時間の織りなす層を感じながら味わっていただきたいと思います」と語りました。
高田シェフは「今回ペアリングディッシュを創作するにあたって、柑橘や酸味の繋がりを意識しました。シャンパーニュ地方に行き実際にドン ペリニヨンに触れた時に沢山ヒントをもらい、山菜など苦みのある食材に、油や出汁などでうまみを加えながらそこに柑橘を入れたりしてレイヤーを入れました。日本の酸を取り入れながら、ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2013との相性を探り作りました」と。
メニューはデザートまで全7品。ホワイトアスパラガスや新タマネギ、コゴミ、フキノトウなど旬の野菜とタイやクエ、仔牛に白味噌、昆布オイルや貝の出汁、白梅酢などが一皿ごとに複雑に調和。
「生き生きしたフレッシュな味わいと密度のある感じの二面性を併せ持っている」とヴァンサンが言う「ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2013」とどのお皿も相性抜群。複雑な風味や旨味とのハーモニーを堪能しました。