伝説を作ったデザイナー、アズディン・アライアの思い出 | Numero TOKYO
Fashion / Editor's Post

伝説を作ったデザイナー、アズディン・アライアの思い出

大好きなデザイナー、「アズディン・アライア(AZZEDINE ALAIA)」、モード界のカリスマ・クチュリエがこの世から去ってしまった。

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80年代ボディコンシャスなドレスといえば、思い浮かべるデザイナー、「アズディン・アライア」が、ま、ま、まさかの11月18日になくなったというニュースが、、、。ファッションウィークでコレクションを発表するという感じではないけれど、常にファッション好きやファッション業界人に根強いファンのいるアライアなだけに、この訃報にショックを受けている人は多いに違いない。私もそのひとりです。 というわけで、私にとっての、アライアの思い出を引っ張り出してみたくなりました。 個人的には、、レースアップのボンデージ風やパンチングやアイレットなど、アライアのデザインする靴が特に好きで、何足か持っています。赤いプラットフォームのパンプスは、フォルムと色が好きすぎて、だいぶくたびれてきているのに今だに履くほど。逆にデザインに一目惚れして買ったはいいけど、ほとんど履いてないバレエシューズ…。靴を買った時に入れてくれる、ベルトの付いたカッチリしたボックスも含めて、好きだった。そして、学生の頃、頑張って買ったアートブックは、当時の私にとってはなかなか高価な買い物だった。 数年前パリコレ期間中に、ガリエラ服飾美術館にて開催されていた、アズディン・アライアの大回顧展を見ることができたのは、今思えば本当にラッキーな体験。本で見ていた数々のドレスの本物を間近に感動したのを覚えています。

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先日取材した際に撮影した、ドーバー ストリート マーケット ギンザ内の「AZZEDINE ALAIA」コーナー。

ドーバー ストリート マーケットでは、洋服からバッグ、靴まで、アズディン・アライアのコレクションが充実。川久保さんとの親交の深さもあるのでしょう、アライア自身も、「コム デ ギャルソン」のショーには必ず来ていたし。

黒、白、赤、ベージュ、レオパード…。ボディコンシャスなニット素材にフェティッシュなレザー使い。パンチング、アイレット、レースアップといったディテール。見れば、なんとくアライアのデザインだとわかる。毎シーズン変わっていくファッションもあるけれど、アライアのように自分のスタイルをずっと追求するファッションもある。
2017AWオートクチュールが最後のコレクションになってしまったなんて、悲しすぎます。

Instagram@azzedinealaiaofficialより

これから先も、彼の作り上げたスタイルは、受け継がれていくに違いありません。そして、私のアライアの靴は、どんなにくたびれても大切にしたいと思います。マイ・アーカイブに追加決定です。

ご冥福をお祈りします。

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