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Fashion Post

唯一無二の存在「ドーバー ストリート マーケット」
vol.3 こだわりの空間

デザイナー川久保玲がディレクションし、伝統と大胆さが入り混じるカオスなコンセプトストア「ドーバー ストリート マーケット(Dover Street Market/略称DSM)」。進化し続ける、その魅力をさまざまな角度から徹底検証!(「ヌメロ・トウキョウ」2017年11月号掲載)

Text:Kurumi Fukutsu
Edit:Fumika Oi
Special Thanks:Dover Street Market Ginza

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ドーバー ストリート マーケット ギンザを
知るための豆知識
Part.1 スペシャルなコラボ&スペース

DSMだからこそ実現した限定のコラボレーションや、デザイナーが自らディレクションするなど、ブランドの個性を打ち出した空間づくり。さまざまなブランドの色が混在するのもDSMの特徴だ。

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5周年を迎えた銀座のランドマーク
ドーバー ストリート マーケット ギンザ

2012年3月、ロンドンに続き世界で2店舗目となる銀座店がオープンし、大きな話題を呼んだ。5周年を迎えた今年は、ブランドとの限定コラボを発売するなど大いに湧いた。銀座店は1階から7階までのフロアで、取り扱うブランドもすべて強い個性を持つものばかり。ラグジュアリーブランドをはじめ、海外の気鋭ブランドやストリートブランドも多く取り扱い、若手日本人デザイナーのスペースも展開している。新作や限定品の発売日には、長蛇の列ができるというのもここならではの風景かもしれない。

Dover Street Market Ginza
住所/東京都中央区銀座6-9-5
営業時間/11:00~20:00
定休日/不定休
TEL/03-6228-5080
URL/ginza.doverstreetmarket.com

SPECIAL COLLABORATION
コレクションにしたい永久保存版の限定品

即完の限定アイテムや人気ブランドとのコラボレーションもDSMならでは。銀座オープン5周年記念の豪華コラボでは、11ブランドとのTシャツコレクションを発売。また、過去には「グッチ(Gucci)」のカプセルコレクションや「エルメス(Hermès)」の限定スカーフなども話題に。現在も銀座店限定で展開する「マッキントッシュ(MackIntosh)」のエクスクルーシブライン「マッキントッシュ エディット(MackIntosh Edit.)」、「クロムハーツ(Chrome Hearts)」(¥16,000:3)、「デルフィナ・デレトレズ(Delfina Delettrez)」、「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」など、ここでしか買えないエクスクルーシブな人気ブランドとのコラボアイテムが揃う。限定アイテムの発売日や詳細に関しては、各ストアのウェブサイトやInstagramを随時チェックしよう。

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ロマンチックなGucciとのコラボドレス。

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5周年で限定発売したValentino、Miu MiuのTシャツは完売。

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Simon Rochaの赤いドレス(¥134,000)。

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遊び心のあるプリントが目を引くNikeLabとのコラボTシャツ(¥6,000)は現在も発売中。

SPECIAL SPACE
クリエイティブな個性を放つ空間

ドーバー ストリート マーケットはファッション界に旋風を巻き起こす話題ラグジュアリーブランドも多く取り揃える。セレクトショップという立ち位置ながら、それぞれのブランドの個性を引き立てた空間やインスタレーションもここならではの取り組みだ。銀座店では、アレッサンドロ・ミケーレが手がける「グッチ」、デナム・ヴァザリアの「バレンシアガ(Balenciaga)」、そしてNYに拠点を移したばかりのラフ・シモンズの「カルバン・クライン 205W39NYC(Calvin Klein 205W39NYC)」のスペースがあるが、これらはすべてデザイナー自らが監修したもの。

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山本寛斎にオマージュした2018クルーズコレクションを展開する「ルイ・ヴィトン」は、ポップなダルマモチーフを全面に展開。

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大幅にリニューアルした「ヴァレンティノ」は、あえてスニーカーラックを配置したり、パンチングメタルの壁面などコンテンポラリーでストリート感のあるスペースに。

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「ハンター 」とメイクアップアーティスト、イサマヤ・フレンチ」のコラボアイテムを揃えるDSM限定のポップアップでは、メイクアップアーティストならではの巨大リップの什器が目を引く。

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スケルトンのマネキンがフューチャリスティックな雰囲気をいっそう引き立てている「パコラバンヌ」。

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ラフ・シモンズによる「カルバン・クライン 205W39NYC」は、NYのブティック同様に、コンテンポラリーアーティストのスターリング・ルビーのアートピースを配置。赤くペイントされたマネキンは特にラフのお気に入りだとか。

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「JW アンダーソン」のスペースはでは、カラフルな滑り台やうんていなど、遊具のようなラックを用いるというジョナサン・アンダーソンらしいユニークなアイデアで演出。

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バロック調のクロス、どこかレトロなサークルモチーフ、アイスブルーといった組み合わせで、「ミュウミュウ」らしさを表現。

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「バレンシアガ」は来店者の行動を反映するデザインをコンセプトに、コンテナのようなブースの中にある不思議な鏡の世界へ人々を誘い込む。地下鉄でよく見かける椅子をディスプレイするなど、デムナらしいユニークな演出も興味深い。

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「アライア」のコレクションが充実しているのも、DSMの押しの一つ。空間には、アライアがセレクトした、プロダクトデザイナー、マーク・ニューソンの名作椅子が展示されている。

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広々としたスペースで展開する「サカイ」。アンティークの家具とアクリルといった異素材を組み合わせたオリジナルの什器がブランドらしいアプローチ。

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“Welcome to Maison Margiela”のネオンサインが迎えてくれる、ブランドカラーの白で統一された「メゾン マルジェラ」の部屋。

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壁に描かれたアイテムの展開図を背景にした「クレージュ」のウィンドウディスプレー。

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アレッサンドロ・ミケーレの世界観をあますことなく魅せる「グッチ」の赤い空間。

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シンボリックな象を着せ替えるインスタレーションスペース

1階のエントランスには、DSMの顔ともいえる、ステファニー・クエールによる見上げるほど大きなエレファント。これまでさまざまなブランドが、このエレファントルームでオリジナリティあふれる趣向を凝らしたディスプレーを展開している。

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アンディ・ウォーホルが1967年に手がけた作品”You’re In”をモチーフにした「コム デ ギャルソン パルファム」。シルバーボトルにはウォーホールの6種類の言葉が描かれている。(2017年)

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アンダーカバー(2017年)

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「トム ブラウン」は、まるで鎧を被ったような巨大エレファントが2体登場。(2016年)

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黒い船一隻がエレファントの横に並べられた「フィービー イングリッシュ」。(2015年)

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ジョナサン・アンダーソンによる「ロエベ」は、“フューチャリスティックなトライバル”がテーマ。(2015年)

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「コム デ ギャルソン」と「エルメス」がコラボレートした「コム デ カレ」。躍動感のあるスカーフ柄のマネキンが特徴的。(2013年)

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アレッサンドロ・ミケーレによる“ブルームス プリント”で埋め尽くされた「グッチ」。(2015年)

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「2017年 コム デ ギャルソン ゴールデンウィーク キャンペーン」でコラボレーションした80年代に人気を呼んだイラストレーター原田治が描く「オサムグッズ」のキャラクターがネオン管に。(2017年)

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建築家アルヴァ・アアルトがデザインした「スツール60」の80周年を記念した「アルテック」の展示。(2013年)

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赤く染められたエレファントと、真っ赤なコレクションピースが衝撃的だった「コム デ ギャルソン」。(2015年)

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2016年秋冬コレクションの「コム デ ギャルソン」は、シーズンテーマの“18世紀のパンク”をレイアウト。(2016年)

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NYメトロポリタン美術館で開催された「Rei Kawakubo/Comme des Garcons Art of the In Between(川久保玲/コム デ ギャルソン/間の技)」の展示会場を思わせるインスタレーション(2017年)

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コム デ ギャルソン・オム プリュス(2015年)

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