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クロエ・セヴェニーが監督!おしゃれなショートフィルム

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クロエ・セヴェニーが監督!おしゃれなショートフィルム

ミュウミュウ(Miu Miu)のショートフィルムプロジェクト「女性たちの物語」で、クロエ・セヴェニー(Chloë Sevigny)が監督を手がけた『カルメン(Carmen)』が公開。

Photos:Brigitte Lacombe

2011 年よりスタートしたミュウミュウのショートフィルムプロジェクト「女性たちの物語」では、ワールドワイドに活躍する女性映画監督による、美しく、ときに妖しく、 そして幻想的な世界を、女性ならではの感性で色鮮やかに描き出している。これまでゾエ・カサヴェテス、ミランダ・ジュライ、アニエス・ヴァルダ、河瀬直美といった女性監督が参加してきた。

「女性たちは自分自身をどのように見ているのか? 女性同士お互いをどのように見ているのか? 外見は常に女性たちの思想や知性を示すもので、官能性や悦びと容易に切り離すことのできないものではないのか? 女性とはどうあるべきなのか?」
これらをテーマに、21世紀の女性らしさを鋭い視点で捉える。出演するモデルや女優たちとともに、ミュウミュウのコレクションがストーリーを彩り、物語の中で重要な役割を果たしている。

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そして、13作目を手がけるのは、女優、クロエ・セヴェニー。2016年に監督デビュー作品『Kitty』 をカンヌ国際映画祭で発表。撮られる側から撮る側での才能も発揮しはじめている。今回の『Carmen』では、スタンドアップコメディアンのカルメン・リンチという一人の女性に焦点を当てた。カルメン自身の、コメディアンとして、面白さ、笑いや皮肉を追求するという日常。大勢の中の特別な一人としてステージに立つ、自らを人前に晒け出す日常。その一方で、ステージに立っていない時の内省的な時間を過ごす、大勢の中の一人として独りでいる日常。観客にウケる日もあれば、ウケない日もある、現代社会のなかで交わるという奇妙な儀式に向き合う女性の何気ない日常を捉えることで、個性と才能あふれる女性であるという存在感を際立たせている。さらにのぞき見的なカメラワークによる、自然体のくつろいだムードも魅力だ。

「女性であること、そして名声や 自我のプロセスを表現するショートフィルムを制作すること」へのセヴィニーの思いも写し出されているようだ。カルメン自身も「この映画は、私という人間をよく捉えています。ショーに出れば、独りであることが、もはや独りではない とさえ感じられます。私たちコメディアンの多くは、じっくり観察して耳を傾ける内気な人間なのです。」 と語っている。フィクションとノンフィクションの間を行き来しているような、どこかノスタルジックでファンタジックな映像美に彩られたショートストーリーに仕上がっている。境遇は違えど、どこか共通項のある二人の女性のコラボレーションは必見。ミュウミュウのオフィシャルHPにて公開中。

『Carmen』
シーズン/2017年春夏コレクション
監督・脚本/クロエ・セヴェニー
出演/カルメン・リンチ
URL/http://www.miumiu.com/ja/women_tales?cc=JP
お問い合わせ/プラダ ジャパンカスタマーリレーションズ
TEL/0120-559-914

Profile

Chloë Sevigny(クロエ・セヴィニー) 映画監督、女優、モデル。監督としてのデビューは、2016 年にカンヌ国際映画祭にて公開されたポール・ボウルズ原作のショート フィルム作品『Kitty』。女優として受賞経験を持つキャリアは 20 年以上に及び、ラリー・クラーク監督の 『KIDS/キッズ』、ホイット・スティルマン監督の『ラスト・デイズ・オブ・ディスコ』などのカルト映画を はじめ、『ビッグ・ラブ』や『ブラッドライン』などのテレビ番組にも出演。また、個性派ファッションアイコン としても注目されるセヴィニーは、自身のコレクションをデザインするほか、2 つの過去のミュウミュウ広告 キャンペーン(1996 年春夏、2012 年秋冬)にてモデルとしても主役を務めた。

Profile

佐々木真純(Masumi Sasaki)ファッション・フィーチャー・ディレクター。大学在学中から編集プロダクションにて雑誌などに携わる。雑誌『流行通信』編集部に在籍した後、創刊メンバーとして『Numero TOKYO』に参加。ファッション、アート、音楽、映画、サブカルなど幅広いコンテンツを手がける欲張り何でも屋。写真家・操上和美が撮影する「男の利き手」や「東信のフラワーアート」の担当編集。ここ数年の趣味は山登りで、得意芸の“カラオケ”は編集部名物。自宅エクササイズ器具に目がない(なんならコレクター)。

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