ウディ・アレンへのオマージュ。KERA演出の舞台『キネマと恋人』開幕 | Numero TOKYO
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ウディ・アレンへのオマージュ。KERA演出の舞台『キネマと恋人』開幕

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11月15日より、世田谷シアタートラムにて、好評公演中のケラリーノ・サンドロヴィッチ演出の舞台『キネマと恋人』。キャストに妻夫木聡、緒川たまき、ともさかりえを迎え、ケラが大好きだという映画、ウディ・アレン監督の『カイロの紫のバラ』を元ネタに、映画に恋するひとりの女性をめぐる物語をケラ流のビターなファンタジック・コメディに仕上げている。12月4日までなので急いで劇場に駆け込んで。

緒川たまき(左)と妻夫木聡(右) 物語の舞台は『カイロの紫のバラ』同様に映画が最大の娯楽だった1930年代半ば、設定は日本の架空の港町に置き換え、登場人物たちは架空の方言を話し、もう少しややこしいストーリーになるという。その前置きだけでもなんだか笑えてくるが、それを200席しかないシアタートラムの小さな空間に手作り感いっぱいの世界が立ち上がるというから、さらに期待が膨らむ。3時間の上演時間の長さを感じさせないほどの楽しさで、夢見心地の舞台空間に引き込まれること間違いなし。12月4日(日)までの公演ですが、当日券を狙って、あきらめずぜひ足を運んでみて。最後に、『カイロの紫のバラ』も本当に素敵な作品なのでこちらも是非この機会にご賞味あれ。 世田谷パブリックシアター+KERA・MAP#007 『キネマと恋人』 台本・演出/ケラリーノ・サンドロヴィッチ 出演/妻夫木聡、緒川たまき、ともさかりえ ほか 東京公演/〜12月4日(日)まで  ※公演スケジュール、チケットの取り扱いはオフィシャルホームページにて。 会場/シアタートラム 料金/全席指定一般¥7,200 当日券あり URL/https://setagaya-pt.jp

Profile

佐々木真純Masumi Sasaki フィーチャー・ディレクター/ウェブ・コンテンツディレクター。大学在学中から編集プロダクションにて雑誌などに携わる。『流行通信』編集部に在籍した後、創刊メンバーとして『Numero TOKYO』に参加。ファッション、アート、音楽、映画、サブカルなど幅広いコンテンツを手がける何でも屋。操上和美が撮影する「男の利き手」や「東信のフラワーアート」の担当編集。ここ数年の趣味は山登りで、得意芸の“カラオケ”は編集部名物。自宅エクササイズ器具に目がない(なんならコレクター)。

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