卵子凍結について考えてみた【#私の土曜日16:00】 | Numero TOKYO
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卵子凍結について考えてみた【#私の土曜日16:00】

卵子凍結は、いつか子どもを産みたいけれどまだ考えられない人たちにとって新たな選択肢の1つとなっています。今週の土曜日は、そんな卵子凍結について考えてみました。

「卵子、凍結する?」

つい先日、友人とこんな会話をしました。

20代後半になり、妊娠・出産の年齢的なリミットが迫ってきたようです。ところが、まったく妊娠・出産を近い将来として想像できません。

幸運にも学生時代から夢見ていた編集の仕事に就くことができ、なんとか一人前の編集者になれるように奮闘しているところ……。まだまだできないこともたくさんあるし、やりたいこともたくさんあります。

だから、いま仕事を中断したりペースダウンするのは怖いし、それにまた戻るとしても、経験が少なすぎて果たしていまの仕事に復帰できるのかという不安も。

そんななか、メルカリが福利厚生として導入するなど、“卵子凍結”という選択肢がよく話題にのぼるようになってきました。

“卵子凍結”をすればいますぐに妊娠・出産しなくても大丈夫なの? どのくらいお金がかかるんだろう? リスクや、具体的な方法は?????

『1冊でぜんぶわかる! 卵子凍結完全ガイド』(扶桑社)より
『1冊でぜんぶわかる! 卵子凍結完全ガイド』(扶桑社)より

ちょうど興味を持ち始めたときに出版されたのが、写真の『1冊でぜんぶわかる! 卵子凍結完全ガイド』(扶桑社)でした。

この本には、卵子凍結のメリット/デメリット、採卵から妊娠までの具体的な方法、費用の目安、実際に卵子凍結した方々のエピソードなどが書かれています。「いつか子どもはほしいけど、いまは考えられないな」とふわっと考えている私のような人たちへの最適な卵子凍結の入門書です。

『1冊でぜんぶわかる! 卵子凍結完全ガイド』(扶桑社)より
『1冊でぜんぶわかる! 卵子凍結完全ガイド』(扶桑社)より

まず気になる費用面も、妊娠・出産を先延ばしにして将来不妊治療をするとした場合のリスクや費用と具体的に比較されていて、それは長期的な視点ではとても参考になりました。

リスクもそれなりにあることなので、一概に卵子凍結すればいい、ということではありませんが、生きていく上で「妊娠・出産の年齢的なリミット」は大きな壁だったので、1つ可能性が広がったのが嬉しいです。この本で概要や初歩的な知識がわかったので、さらに専門的な本を読んでもっと勉強したいなあ。

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Profile

金原毬子Mariko Kimbara エディター。2017年扶桑社に入社し営業職を経て、19年『Numéro TOKYO』編集部に異動。主に人物取材やカルチャー、ライフスタイルなどの特集や連載「開けチャクラ! バービーのモヤモヤ相談室」、くどうれいんと染野太朗の短歌連載「恋」、松岡茉優の書籍『ほんまつ』などを担当。音楽、ラジオ、ポッドキャストが好きで片時もヘッドフォンが手放せない。

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