太陽に照らされた赤茶色の屋根と眩しいぐらいの白い壁に囲まれた「都リゾート 志摩 ベイサイドテラス」。1歩足を踏み入れた先に広がるのは、本当にここは日本?と疑ってしまうぐらい異国情緒あふれる建築美。今回は2024年の12月に大規模なリニューアルを経て、より洗練された空間へと進化したこのリゾートの魅力をたっぷりとお届けします。
英虞湾の海岸沿いに建てられたこのリゾート地は、“太陽の海岸”と名付けられた南スペインのコスタ・デル・ソルがモチーフ。その地中海様式を踏襲した白い壁で覆われた外観は、思わずカメラを構えてしまうような映えるフォトジェニックなスポットがあちらこちらに。
昼間は太陽と海と空の景観が最高のリゾートですが、夜はホテル自体がライトアップされ、昼とはまた違った幻想的な雰囲気が生まれます。
客室はオーシャンウィングとガーデンウィングに別れ、それぞれに異なるデザインコンセプトが設定されています。私が宿泊したオーシャンウィングは、「海辺の小さな家」をテーマにした開放感あふれる空間。青を基調とした内装と窓から広がるオーシャンビューで、リゾート気分に浸りながらゆったりとした時間を過ごすことができました。
一方で、ガーデンウィングの客室は「小さな町の家」がコンセプト。オーシャンウィングとは対照的に木の温もりを感じられる落ち着いた空間に仕上げられています。
その他にも、畳のある和洋室や特別感たっぷりのヴィラタイプのお部屋など、泊まる楽しみが広がる多彩な客室がそろっています。誰とどのように過ごすかによって、お気に入りの一室を見つけるのもまた旅の楽しみになりそうです。
志摩 ベイサイドテラスの楽しみ方はホテルの中だけではありません。
クルージングやヨガなど様々なアクティビティも充実しています。天候に恵まれた日であれば、断然英虞湾を1周できるクルージングがおすすめ。私の宿泊日は快晴ではなかったのですが、運良く船が出せるとのことだったので海風を感じながら真珠の養殖が盛んな英虞湾の景色を楽しんできました。
夕方の時間帯のクルージングであれば、海の地平線に沈む夕日を最高のロケーションで眺めることができるそう。船に揺られながら夕日を眺める時間は、忘れることのできない贅沢な瞬間になること間違いなし!
※「クルージング」「ヨガ」は季節開催、「星空観察会」は毎週木曜日」開催
さらに、夜は星空観察会も開かれています。都内ではなかなか見ることができない満点の星空をホテル内の展望台から一望でき、海の波の音を聴きながら癒しのひとときを満喫できます。
そして、旅の楽しみに絶対に欠かせないのが食事。ホテルにあるレストラン・バー「マレナSHIMA」では、フランス料理と日本料理を楽しむことができます。今回は地元の食材をふんだんに使用したフランス料理の春のメニューをいただきました。
英虞湾は黒潮の影響もあり、温暖で波の少ない栄養豊富な湾。そんな恵まれた環境で育まれた新鮮な海の幸はもちろん、三重を訪れたらぜひ味わいたい伊勢海老や松阪牛のローストもしっかりと堪能できました。
特に印象的だったのはオードブルの各種魚介のマリネ。マグロやえび、野菜が彩豊かに並べられ、ほのかに甘いヨーグルトのソースと合わせるとまろやかな味わいの旨みがふんわりと口に広がります。
素材の旨みを引き出しながら柑橘系のソースや彩鮮やかな野菜で春らしい風味を添えていたこのコース料理は、一皿ごとに感動があり、心まで満たされる幸せなディナータイムにしてくれました。
朝になると、新鮮な野菜のサラダにハムとソーセージ、焼きたてのパンとフルーツがいっぱいつまった夢のようなバスケットが部屋に届きました。
せっかくなので、テラスで朝の海を眺めながらいただきます。
鳥のさえずりや波の音を感じながら優雅な朝食を楽しむことができるのも、雄大な自然に囲まれたリゾート地ならではの体験でした。
※バスケット朝食は「オーシャンツインルーム」のルームサービス朝食付宿泊プラン限定
地中海を思わせるような白亜の建築と、美しい海に囲まれた贅沢なロケーション、洗練されたホスピタリティが魅力のこのリゾートは、大人のご褒美旅にぴったり。都会の喧騒から離れ、自分らしくゆったりと過ごす時間を叶えてくれるこの場所で、心と体をリセットする旅に出かけてみて。
都リゾート 志摩 ベイサイドテラス
住所/三重県志摩市阿児町鵜方3618-33
TEL/0599-43-7211
URL/https://www.miyakohotels.ne.jp/bayside-terrace/