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Culture Art

この夏は写真展へ! 心が揺さぶられる荒木経惟の写真

荒木経惟 写真展 オペラシティ

今年77歳を迎えられ一層活発な活動を続ける荒木経惟氏。国内外で毎月のように写真展が開催され、今年は特に「アラーキー・イヤー」とも言われているほど。なぜ今年これほどまでにフィーチャーされているのか。 SNSなど写真が氾濫している時代背景にあるからなのか、本物の写真を求めているのか…。いろいろと妄想を膨らませながら今回は東京オペラシティ アートギャラリーで行われている「写狂老人 A」に伺ってきました。

 

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1,000点を超える新作を中心に、原点とも言える1960年代のスクラップブックの展示やポラロイド、デジタルで撮影した写真など、9つのテーマに紹介されています。

今回初めて拝見して目が止まったのは「八百屋のおじさん」シリーズ。電通通務時代(1963-72)に、昼休みを利用して足繁く通って撮り続けた八百屋のおじさんを一冊にまとめたスクラップブックやスライドショー。おじさんの表情はとっても豊かで、毎日の日常が物語になっているんです。当時の服装などもとってもお洒落に見えたりします。

 

写狂老人A日記 2017.7.7

700点近い作品のすべてが今年の7月7日の日付に操作されています。亡き妻、陽子さんとの結婚記念日である「7月7日」。

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ポラノグラフィー

2002年から継続的に行っているポラロイド作品。ポラ(ロイド)の「グラフィー=記述、記録」を意味するのと当時に、ポルノグラフィーも想像させる言葉遊びが秀逸。

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遊園の女

一般の既婚女性をモデルに撮影されたシリーズ。

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切実

プリントした無数の写真を切断し、組み合わせを変えてコラージュしたシリーズ。 写真=真実を切るから「切実」である、という意味と、同時に写真は「切ない真実」であるという、さまざまな意味を含んでいます。

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膨大な数と圧倒される写真に心が揺さぶられ、時間を忘れて見入ってしまいました。 会場には写真集を観覧できるスペースもあり、全部見ようと思ったら、時間がいくらあっても足りません!

荒木氏の写真がここまで注目されているのは「揺さぶられる心」を求めている人が多いからなのか、なんて思ったり。毎日は毎日過ぎていくけれど、人によっては今日が特別な日だったり。真面目に向き合いつつも皮肉と遊び心のある言葉と写真からは私にとって学ぶことがおおかったです。

 

ギャラリーショップでは新作だけでなく、古書も取り扱っており、限定グッズも販売されていました。せっかくなので、私は2冊ほど購入しました。

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荒木経惟「写狂老人」
会場/東京オペラシティ アートギャラリー
住所/東京都新宿区西新宿3-20-2
会期/2017年7月8日(土)〜9月3日(日)
開館時間、休館日などはHPよりご確認ください。

Profile

齋藤真紀(Maki Saito)フォト・ディレクター、エディター。『VOGUE JAPAN』を経て『Numéro TOKYO』の創刊メンバーとして参加。表紙をはじめ国内外での撮影のキャスティング、ブッキングを担当。特にケイト・モスやヴィクトリア・ベッカム、アレクサ・チャンとの撮影は思い出いっぱい。JUJU初のシューズ本『I NEED MORE SHOES』のディレクション、編集を務めた。ファッションを中心に広告のディレクションやプロダクションも手がけている。bichon_toriに夢中♡

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