最先端でアート、ファッションに関わる人たちは、どんな写真をどのように飾っているのだろう。プライベートスペースに飾る写真やインテリアには、彼らの個性が現れている。それぞれのこだわりを参考に、写真を日常に取り入れてみて。KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 共同ディレクターのルシール・レイボーズ & 仲西祐介が部屋に飾る写真とは?(『Numéro TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2021年1・2月合併号より抜粋)
タイムレスな写真を日常の空間に
「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」共同ディレクターのルシール・レイボーズと仲西祐介が部屋に飾りたくなる写真は、シンプルで普遍性のある作品。「今年は在宅時間が多いので、写真を替えて楽しむのもいいですね」
和紙を貼った玄関戸を開いてすぐのリビングにはアフリカを代表する写真家オカイ・オジェイケレの作品がある。「シンプルなジャパニーズ・コンテンポラリーの建築に合わせると、アフリカの写真家による素朴でエッセンシャルな作品が引き立ちます」
「KYOTOGRAPHIE」8年間の歴史の中で、数々の出合いがあった。「自らが敬愛する写真家の作品を展示後に購入したり寄贈されることも。そんな作品たちに囲まれながら暮らすのは、この上ない幸せです」
あの人が提案する“写真のある暮らし”
Profile

ルシール・レイボーズ & 仲西祐介
Lucille Reyboz &Yusuke Nakanishi
写真家のルシール・レイボーズと照明家の仲西祐介は公私ともにパートナー。京都を舞台に、国内外の重要な写真作品を、歴史的建造物やモダンな近現代建築などに展示するアート写真フェスティバル「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」を主宰。