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ルサージュが数百時間かけて制作! 美しきラコステのクチュール・ポロ

1. Story ルネ・ラコステが遺したものと、後継者たちの挑戦
1. Story ルネ・ラコステが遺したものと、後継者たちの挑戦
ルサージュは、華やかなベルエポック紀から続く歴史的な刺繍工房であり(当時は、「ミショネ=Michonet」という名前で、1924年にアルバート・ルサージュが経営を引き継ぎ、社名をルサージュに改名した)、無二の技術と独自の美意識で、マドレーヌ・ヴィオネ、エルサ・スキャパレリ、クリスチャン・ディオール、イヴ・サンローラン、クリスチャン・ラクロワ、そしてカール・ラガーフェルドといった、ファッション史に名を輝かせる数々のパリのクチュリエたちをインスパイアし続けてきた。ルサージュはアルバート亡き後、息子フランソワが指揮を執っていて、1998年には刺繍学校を設立したり、高度な技術を要する手の込んだツイードを開発するなど、その歴史と芸術性に、新たな光彩を与えることに成功している。2002年にシャネル傘下に入ったことも、ルサージュがフランス・モード界にいかに重要な資産であるかを物語っている。
オートクチュールの装飾性と機能主義から生まれたポロを合体させるという、この「クチュールポロコレクション」は、前述のような時代に生まれたラコステの歴史を現代の文脈で魅せる、フェリペによる面白い実験だ。

彼はこのプロジェクトを実現するにあたり、創業者ルネとルサージュへの尊敬を、8つの作品に表現してみせた。フェリペ流に再解釈された、ラコステのアイコンであるワニ、黎明期のアバンギャルドな広告、フェアプレイの精神、ルネの説いたスタイル哲学といったエッセンスが、美しく複雑で緻密な刺繍として、8枚のポロシャツに縫い込まれている。聞けば、各作品、それぞれ200から300時間という途方もない時間をかけて刺繍されたという。
©The Reality Show Magazine
【8人の女性が着こなすクチュール・ポロ】


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