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Culture Editor's Post

アートを訪ねてさいたまへ!『さいたまトリエンナーレ』12/11まで

saitamatriennale art event exhibition saitama
会場では、出展作家のウィスット・ポンニミットによる公式イメージキャラクター「さいたマムアン」ちゃんがお出迎え。武蔵浦和エリアの旧公務員官舎「旧部長公舎」にて。

この秋、アートを訪ねてさいたまへ……! と書いてみたところで、夢かホントか、頬をつねってあいたたた。さいたま市で初めての国際芸術祭『さいたまトリエンナーレ 2016』が開催中です。

以下のレポートでも書いたとおり、この秋に日本国内で初開催される芸術祭の注目株は3つ。

(1) 岡山に現代アートの最前線が出現。『岡山芸術交流 2016』(11月27日まで!)

(レポート記事はこちら

(2) 茨城県北部から話題を放つ『KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭』(11月20で終了)

(3) 127万人が暮らすさいたま市内でアートを巡る!『さいたまトリエンナーレ 2016』(12月11日まで!!)

 

……というわけで、行ってきましたさいたまへ。親しい県民たちは何もないと言うけれど、127万人が暮らすさいたま市。当然、何もないはずなんてないじゃないか。与野本町駅〜大宮駅周辺、武蔵浦和駅〜中浦和駅周辺、岩槻駅周辺の3エリアを中心に国内外から34組の作品が展開されている。

 

岩槻の旧民俗文化センターに展示された、川埜龍三による歴史改変SF美術作品『犀の角がもう少し長ければ歴史は変わっていただろう』。並行世界のさいたまで発見されたという「犀(さい)形埴輪(はにわ)」とその考察がなんとも味わい深い。

 

本芸術祭を代表する作品、アイガルス・ビクシェ『さいたまサラリーマン』。武蔵浦和エリアの西南さくら公園に横たわる全長9.5mのサラリーマン涅槃像。満員電車の日々で達観したせいか、全身にクモやハエがたかっても平気。

 

……なお、いちばん写真を撮りたかった作品は旧民俗文化センターの屋外作品、目【め】[南川憲二、荒神明香、増井宏文]による『Elemental Detection』。これは本当に素晴らしかった……のですが、撮影NG、ネタバレも絶対NGとのこと。なのでぜひご自身で体験してください。ついでにいただいた岩槻名物「とうふラーメン」(埼玉B級ご当地グルメ王決定戦 第4回優勝)もオススメ。各会場とも会期は12月11日(日)まで。クライマックスはまだまだ、これからだ……!

 

 

『さいたまトリエンナーレ 2016

会期/2016年9月24日(土)〜12月11日(日)

会場/与野本町駅〜大宮駅周辺、武蔵浦和駅〜中浦和駅、岩槻駅周辺ほか

URL/https://saitamatriennale.jp

Profile

深沢慶太(Keita Fukasawa) フリー編集者、ライター、『Numero TOKYO』コントリビューティング・エディター。『STUDIO VOICE』編集部を経てフリーに。『Numero TOKYO』創刊より編集に参加。雑誌や書籍、Webマガジンなどの編集執筆、企業企画のコピーライティングやブランディングにも携わる。編集を手がけた書籍に、田名網敬一、篠原有司男ほかアーティストの作品集やインタビュー集『記憶に残るブック&マガジン』(BNN)などがある。『Numéro TOKYO』では、アート/デザイン/カルチャー分野の記事を担当。

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