カール・ラガーフィールドの追悼イベント、6月パリで開催
カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)の追悼イベントが来月パリで開かれる。
生前カールが手掛けたシャネルとフェンディ、そしてブランド、カールラガーフェルドがタッグを組み、メンズ・ファッション・ウィーク期間中の6月20日、2005年からシャネルのショーを行っていたグラン・パレにて「カール・フォー・エヴァー」を開催、演出家でオペラ監督のロバート・カーセンが監修を務めるという。 85年の生涯を今年の2月に閉じたカールだが、本人の希望に沿い公の葬式は行われず、フランスのナンテールでプライベートな葬儀が催されただけだった。
今回演出を務めるカーセンはWWDに、「活力溢れた予想外のものをやりたいと思っていました。カールはこう言っていたものです。『葬式?死んだ方がマシだ』と」と語っている。
ちなみに、同イベントではカールとコラボ相手らとのビデオ映像が3つのスクリーンに映し出され、彼の仕事にインスパイアされたダンス、音楽、演劇が披露される予定だ。
シャネルのプレジデントを務めるブルーノ・パブロフスキーはこう話す。
「パワフルな瞬間、彼のペルソナへの祝福となることでしょう。この追悼イベントはカール只一人についてのものです。彼は何者だったのか、彼の愛したもの、彼の類まれなるエネルギーを引き出したものについてです」「フェンディ、カールラガーフェルドと協力し、この唯一無二のイベントを作ることができて嬉しいです。彼の愛したもの、彼にインスピレーションを与えたものを真に祝福する追悼イベントとなります」「私たちが現在できる彼への最高の弔いは彼がたどった道を追随することでしょう。カール曰く『現在を受け入れながら、未来を考案する』といったことです」
そんなカールの葬儀は公式には行われなかったものの、カールの最後のショーとなった2019年秋冬コレクションではシャネル、フェンディが共に追悼を捧げていた。