世界を渡り歩いた気鋭の若手。魚介料理にも赤ワインを合わせる「Kabi」 | Numero TOKYO
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世界を渡り歩いた気鋭の若手。魚介料理にも赤ワインを合わせる「Kabi」

東京のワインシーンが熱い。なぜなら、自然派ワインを長くサポートしてきたこの街に、貴重なワインが集まっているから。自然派ワインを愛する鈴木純子さんが、注目のお店をナビゲート!(「ヌメロ・トウキョウ」2019年5月号掲載)

「Kabi」では、魚料理にも醤油や味噌、炭火を使った調理も行うので、基本的には赤ワインを合わせる。熟成した鰆に味噌、炭火でグリルしたケールを添えた一皿には、出汁のような旨味があるフランソワ・デュム「ヴァン・ド・フランス・ルージュ・ジュ・ド・ヴァン」を。
「Kabi」では、魚料理にも醤油や味噌、炭火を使った調理も行うので、基本的には赤ワインを合わせる。熟成した鰆に味噌、炭火でグリルしたケールを添えた一皿には、出汁のような旨味があるフランソワ・デュム「ヴァン・ド・フランス・ルージュ・ジュ・ド・ヴァン」を。
コペンハーゲンの「Kadeau」でシェフを務めた安田翔平さんと、メルボルンの「NORA」でシェフソムリエを務めた江本賢太郎さんが2017年に立ち上げた。「まさにアンファン・テリブル! 20代にして第一線で戦った2人が作り出す世界観を、体験すべき」(鈴木さん)。

左はソムリエの江本賢太郎氏。右がシェフの安田翔平氏。
左はソムリエの江本賢太郎氏。右がシェフの安田翔平氏。

国内外の食材や調理技術をボーダレスに取り込んだディナーはコースのみ。13種類の料理に9種類ほどのワインをペアリングする。また夜9時から2階はバーとしても営業。「2軒隣のビストロ、アンジュールとのホッピングはマストです!」。目黒の夜は終わらない。

古民家を移築した店内に、力強いミニマルなカウンターが印象的。ディナーはコース¥9,000、アルコールペアリングは¥8,000
古民家を移築した店内に、力強いミニマルなカウンターが印象的。ディナーはコース¥9,000、アルコールペアリングは¥8,000

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Kabi

住所/東京都目黒区目黒4-10-8
TEL/03-6451-2413(予約はオンラインのみ)
営業時間/12:00~13:30(L.O)19:00 ~または20:00~(要予約)
※ランチは土日のみ 
定休日/不定休
URL/http://kabi.tokyo/
ディナーは要予約。

(※注)ナチュラルワインは生産に限りがあるため、売り切れの場合があります。また、ワイン、料理の内容、価格などは取材時のものです。販売終了、価格変更などが行われる場合があります。

進化し続ける今どき東京ワイン

Photos:Yuji Namba, Aya Kawachi, Kouki Hayashi Direction:Junko Suzuki Text:Miho Matsuda Edit:Etsuko Soeda

Profile

鈴木純子Junko Suzuki フリーランスのアタッシェ・ドゥ・プレス。ライフスタイルブランド、レストランなどのPRを手がける。自然派ワインにも精通し講座も開催。

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