JUJUのお散歩フラットシューズ、女の夜遊びハイヒール
numero.jpでしか読めないモードな連載『JUJU’s Closet』。数百足のシューズをコレクションするほど、大の靴好きのJUJUが、2018年春夏シーズンに欲しい!履きたい!お気に入りシューズから、実際にゲットした私物まで、思い入れやエピソードとともにスペシャルな一足を紹介。
「J’ADIOR」ロゴ入りパンプス ヒール6.5cm ¥106,000/Dior(クリスチャン ディオール 0120-02-1947)
ヒールは0か100か、だったけど…
JUJUといえば、ハイヒールが代名詞のようになっているけれど、昨今ブームのローヒールも今シーズンは、気になっているようだ。
「今までは、フラットかハイヒールかの二つに一つだったんですが、人が履いているのを見るといいなと思います。そろそろ自分にちょっとやさしくなりたい(笑)。ローヒールをきれいに履きこなしている人って、とても素敵な気がします。なくてもいいぐらいのヒールしかないのに女っぽい。デザイナーもわざわざこのヒールの高さにして、それをわざわざ買う人は、かなりのおしゃれ上級者。これまでは自分ではなんとなく違和感があって、履けなかったんですけど、今年こそはローヒールに挑戦して、大人への階段を登ってみようかなと。それに、私にとって、ローヒールはスニーカー同然ですから。何なら全力疾走できそうなくらい(笑)」
スリッパサンダル ヒール1cm ¥123,000/Gucci(グッチ ジャパン カスタマーサービス 0120-88-1921)
お散歩にハイヒールはNG
「犬のお散歩は、フラットシューズかスニーカーです。飼っているのが、芝犬なので、急にひっぱったりすることを考えると、ヒールは絶対履けない。それに、ヒールを履いて犬の散歩をする人は、犬をアクセサリーだと思っているような気がします。犬の散歩の時は、主役は犬で、私は護衛みたいなもの。護衛のときは、フンを拾わせていただきますからと、ひたすら下請け(笑)。ヒールを履いて散歩している人の犬はよく吠えるんですが、あれは完全に犬が自分の方が飼い主より上だと思っているから。飼い主を守ろうとする防衛本能で、吠えるんですって。だから、犬の躾のためにも散歩ではヒールは履きません」
楽な靴はとことん楽に
「犬のお散歩の時など、スニーカーも履きます。でも、基本は、コンバース(Converse)とか、バンズ(Vans)とかローテク系。ハイテクなスニーカーに格好がついていかないんで、Nikeのエアマックスがギリギリ。シャネル(CHANEL)のスニーカーやヴァレンティノ(VALENTINO)のスタッズのついたものなら履けそうだけど。でも、ベストは、バンズのスリッポンとか。とにかく、ひもが面倒くさいんです。コンバースもひもを結んだりしなくてもすむ緩さで履いていました! ヒールだったら、どんなにひもが複雑だろうが、ボタンがたくさんあろうが、羽根が絡まりそうになろうが、履く労力、苦は厭わないんですけど(笑)。本来、楽なものには、苦しめられたくない。楽な靴は、とことん楽に。玄関のドア開けて、30秒の間に靴を脱ぎたいのに、ひもごときに煩わされたくない(笑)」
「Gucci」ロゴバンプス ヒール10.5cm/JUJU私物
ガールズナイトのハイヒール
TPOに合わせてさまざまなハイヒールを履き分ける機会の多いJUJUが、女同士のナイトアウトに履くのに、ちょうどいいという私物のグッチ(GUCCI)のパンプス。(JUJUにとっては低めの)10cmくらいのヒールなので、酔っ払って歩いても大丈夫!だとか。
「普段ロゴものは選ばないんですが、履いてみたら可愛くて。ベージュの靴も好きなんです。それに赤いストラップが素敵だったので」
アレッサンドロ・ミケーレによるグッチは、なかなかパンチの効いた奇抜なものが多いけれど、ほかにはないデザインが見つかるという点では断トツ。実際に、JUJUもグッチの定番、スリッパを愛用しているという。
「グッチは、左右で違うデザインだったり、なかなか出合えない靴に出合える。スリッパには、ゆるいパンツに、ゆるいソックスを合わせて、現場に持って行ったり、楽屋周りで愛用してます。ただ、服は難しい。フリルや丸襟などラブリーなテイストやロマンティックな服装が私は似合わないので、苦手意識が…。なので、グッチはメンズの方が好きですね、と言いながら、買ってますけど(笑)。苦手なものの中でも、取り入れられるものは買う!こんなにユーモアがあって個性的なものには、もう二度と出合えないと思ったら、つい。先シーズンは、スワロフスキーレギンスも買いましたがまだはけてなくて。他にグッチのヘッドピースやターバンもすごく好きなので、犬のお散歩の時に身につけようと思ってます(笑)」
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Photos:Motohiko Hasui Styling:Nozomi Urushibara Edit:Maki Saito Text:Masumi Sasaki