2016年秋冬ファッション対談Vol.2 Costume Party「なりきりファッション」 | Numero TOKYO
Fashion / JUJU's Closet

2016年秋冬ファッション対談
Vol.2 Costume Party「なりきりファッション」

numero.jpでしか読めないモードな連載『JUJU’s クローゼット』。最旬アイテムをJUJUが着こなす撮影に先立ち、2016年秋冬のファッショントレンドについて、JUJUと小誌編集長・田中杏子が3回にわたりトーク。

juju_#68_atari
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今回のテーマは「Costume Party(コスチュームパーティ)」。JUJUがトライしたい、なりきりファッションとは?(中編)

憧れはロックスターと秘書!?

田中杏子(以下A)前回の対談では、ファッション界がノームコアから一変して、2016年秋冬シーズンは“盛り”の方向になっているというお話をしました。キーワードとして“貴族調”や“ロック”など、ちょっと大げさに着飾るスタイルがキーワードとして挙がりましたが、もし、普段の自分とは違う“何か”に変身できるとしたら、JUJUさんはどんな格好をしてみたいですか?」

JUJU(以下J)「着飾る方向とは逆で、発想が地味だと思われるかもしれませんが…私、OLになってみたいんです」

A「OLですか!? 意外ですね。JUJUさんのOL姿は想像つかないので見てみたい」

J「OLといっても、秘書です。実は、仕事の内容も私の性格に合っていると思っていて、『歌手をクビになったら秘書として雇ってね!』と、すでに会社を経営している友人に伝えてあります(笑)」

A「JUJUさんが秘書だなんて、大人の色気を感じますよ。ぜひファッションシューティングでOL姿もトライしてみてください!」

J「歌手のままだとしたら、完璧なロックスターにも憧れます! お酒の飲み方はすでにロックスターなのですが…(笑)。ステージで着たい衣装は、少し不良のような雰囲気」

A「“不良”と言うと?」

juju #68 saint laurent
juju #68 saint laurent

J「イメージは、エディ・スリマン(Hedi Slimane)が創り上げたサンローラン(Saint Laurent)の世界(2013年春夏〜2016年秋冬のコレクション)。ただ、サンローランの服はサイズが小さいので、体型維持が大変です…。以前、ツアー中に高松を訪れたときにうどんを食べ過ぎてしまったせいで、それ以来うどんが喉を通らなくなって痩せるということがあったんです。きっかけはうどんですが(笑)、突然痩せたので、サンローランのドレスが楽に着られるようになって嬉しかったです。その時のように、できることなら毎日着たいくらい、エディの服に惹かれます」

A「ロックなスタイルは、JUJUさんの普段のスタイルとも近いのではないですか? 今回のコレクションは、舞台上でも映えそうなアイテムが多いです」

J「プライベートはそこまで派手ではないので、舞台上でトライしたいのですが、残念ながら今回はダメなんです。10月10日の“JUJUの日”には毎年特別な企画を開催するのですが、今年は私、「スナック JUJU」のママになるので(笑)。ただ、歌う曲によってはロックスターのようにあえて演出したママを演じてもいいかもしれません」

A「もしロックスターを演じるのであれば、初回のテーマ「Bourgeois Punk(ブルジョアパンク)」でも話題に出たルックなんかおすすめです。フレアのスカートをなびかせながら舞台上で歌う姿は、とても格好いいと思いますよ」

今年は和装にチャレンジ!

Photo:Yosuke Morimoto
Hair & Make:Akiko Gamou
Interview & Text:Kefa Cheong
Edit:Maki Saito

Profile

JUJU(じゅじゅ)歌手。18歳で単身渡米。2016年10月10日JUJUの日には国立代々木競技場 第一体育館で「スナックJUJU」を開店。 10月26日にはカヴァーアルバム『Request』シリーズ第3弾、80年代歌謡曲を収録した『スナックJUJU ~夜のRequest~』のリリースが決定している。HP/www.jujunyc.net Twitter/@JUJUsonymusic LINE/ID:JUJU
田中杏子Ako Tanaka 編集長。ミラノに渡りファッションを学んだ後、雑誌や広告に携わる。帰国後はフリーのスタイリストとして『ELLE japon』『流行通信』などで編集、スタイリングに従事し『VOGUE JAPAN』の創刊メンバーとしてプロジェクトの立ち上げに参加。紙面でのスタイリングのほか広告キャンペーンのファッション・ディレクター、TV番組への出演など活動の幅を広げる。2005年『Numéro TOKYO』編集長に就任。著書に『AKO’S FASHION BOOK』(KKベストセラーズ社)がある。
Twitter: @akotanaka Instagram: @akoakotanaka

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