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Fashion JUJU's Closet

海外生活で学んだこと… JUJU×林田明子×岸本佳子 対談/JUJU’s closet vol.19

JUJU、スタイリスト岸本佳子、エディター林田明子のファッション談義
ミュージシャンJUJUと、ヌメロ・トウキョウのファッションエディター林田明子、本連載にてJUJUのスタイリングを担当している岸本佳子がスペシャル対談。同世代、ファッションが大好き、海外経験がある、ペット一緒に暮らしている…と共通点も多く、撮影の時から意気投合していた3人。彼女たちがファッションやライフスタイルについて語り合ったトークを全3回にわたりお届け。第一回目のファッション編に続き、第二回目のテーマは「海外」。JUJUはニューヨーク、林田と岸本はロンドンでの生活を思い出しながら、当時のことを振り返る。
──JUJUさんはどんな理由で海外へ?

JUJU(以下J)「色々と理由はあったと思うんだけど…。18くらいの頃、当時日本で流行っていたものにのめり込めなくて、世間的に流行っているものに夢中になることが正解なの?と疑問に思っていた。その風潮に抑圧されることが嫌だったから、現状から抜け出したかったのかも」

林田明子(以下H)「その頃、夢中になっていたものって何だったんですか? 音楽?」

J「クラブミュージックですね。当時聞いていた音楽が、ジャズ、ハウス、HIPHOPにしても、どれをとっても好きなものがみんなNY発信のものだったんです。なので迷わずNYに」

岸本佳子(以下K)「海外に行くと環境も変わるし、気持ちとか考え方も変わりますよね」

J「私はNYに行ったことで、気持ちがかなり楽になりました。それまで、日本で自分の周りにいる子たちと、自分の好きなものが違うことを少なからず気にしていましたから。みんな自分なりの“これが好き”というものを持っていて、それを無理には共有しようとしない。人の好きと自分の好きが一致していなくて当たり前。だから好きや嫌いをはっきり言っても仲違いにならなくて、それでいいっていう環境は居心地がよかった。どんなにわがままって思われようと好きなものを好きだと突きつけられるようになったのは、NYに行ってからですね」

JUJU、スタイリスト岸本佳子、エディター林田明子のファッション談義

H「みんなと違うものを違うタイミングで“好き”っていうことに何の違和感もないですよね。そう言えば、就職活動の仕方も日本と海外では違う。私は家族の仕事の関係で小さい頃から海外で生活していて、大学時代はロンドンで過ごしたんですが、ロンドンは日本のように新卒で就職活動することが当たり前ではないし、仕事をしていても好きなことができたら学校にまた行き直してもいい。違うことをやりたいと思ってビジネススクールに入ってMBA(経営学修士)をとってから、年齢を重ねた後に新しい事業にチャレンジする人も多いんです。私は大学卒業の後、そのままロンドンでエディターをしていたんですが、ロンドンの人たちって、いかに誰も知らない新しい人材を見つけて仕事を依頼するのかでプロデューサーの力量が計られたりするから、当時新人だった私にもいっぱいチャンスがあったんです。大御所に依頼するのは誰でもできることだから、名前も知らない日本人で、しかもまだ若かった私を面白がってピックアップしてくれた。ただその分、仕事に関してはものすごく厳しいから、どちらがいいのかは分からないけど、好きなことを突き詰めるという意味では道がありますね。ロンドンもニューヨークもそうだと思いますが、新しいものを面白がる。ファッションに関しての考え方も一緒かも」

▶ JUJU、NY時代はこんなファッションをしていました

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