JUJU×林田明子×岸本佳子のファッション談義/JUJU’s closet vol.17 | Numero TOKYO
Fashion / JUJU's Closet

JUJU×林田明子×岸本佳子のファッション談義/JUJU’s closet vol.17

今回のJUJU’s クローゼットは、同世代の女性3名によるファッション談義。ヌメロ・トウキョウのファッションエディター林田明子(写真右)と、本連載にてJUJUのスタイリングを担当している岸本佳子(写真左)がJUJUと競演。年齢が近いこともあり、ファッション撮影の時から意気投合していた3人。「ファッション好き」「海外経験がある」「ペット一緒に暮らしている」という共通点をテーマにトークを展開。
初回は、春夏のお買いものレポートやクローゼットの整理術などファッションについて語り合う。
──今季はすでに、お買いものをされましたか?

JUJU(以下J)「私はこの春から、ファッションを追いかけすぎないと決めたんです。もちろん毎シーズン、欲しくなる洋服って絶対にあります。でも、自分の好みってわりと定着してきていて…。このくらいの年齢になると、着たいものが分かってくるから、ある程度着るものって決まってきませんか? シーズン毎に欲しいものを買ってどんどん増えていくのは楽しいけど、手当たり次第手に入れても、着る機会が少ない服はかわいそう。だから今季は服は買わないようにして、靴と小物に力を入れようと思っています。と言っても買っちゃうんだろうけど(笑)」

林田(以下H)「それ、すごく分かります。流行りものをたくさん着てきたし、今も欲しい服はたくさんあります。ただ最近は、実際に買うのは靴やバッグくらい。靴やバッグも、行き着くのはHermès(エルメス)やAzzedine Alaia(アズディン アライヤ)。服もAzzedine Alaiaが増えてきていますね。自分の好みのシルエットとかテイストが分かって来たっていうのもそうだし、生活サイクルも決まってきたから、必要な服って限られてくるんですよね。会社へ行って、帰って来て犬の散歩をするのが日常だから、普段はカジュアルウェア。休日は山小屋に行ったり海でダイビングしたりとアクティブなのでスポーティな服を着ているし、ドレッシーな格好をするのは会食や出張でコレクション会場に行く時くらいかな。バリエーションはそのくらいだから、最近とくに思うのは、ユニフォームがあったらいいのにって」

──ユニフォームとなると、ポイントは自分らしいスタイルを作るシルエットだったり、色?

岸本(以下K)「自分のユニフォームを作るのに、体形がすごく重要だと思いますね。イギリスに住んでいた頃、現地の人と自分の体型を比べてかなわないと痛感したんだけど、それでもやっぱり、スタイルがいい方がお洋服を格好よく着こなせているんです。欧米人にはかなわなくても、服を着ることによってさらにスタイルをよく見せることはできるなって思って、それを体現したくて私は今の職業につきました。ハイブランド買おうが、ZARAのようなリアルプライスなアイテムを買おうが、重要なのはバランス。私が意識しているのはそこですね。タイトなトップにふんわりスカートを組み合わせたり、小さめのニットにテーパードパンツを合わせたり、メリハリのあるスタイルっていうのが自分にとってはユニフォームになっていますね。海外のエディターとかを見ていてもそんな気がします」

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