FIFTY FIFTYにインタビュー。「Cupid」が全世界で大ヒット! K-POP新世代ガールズグループの素顔とは | Numero TOKYO
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FIFTY FIFTYにインタビュー。「Cupid」が全世界で大ヒット! K-POP新世代ガールズグループの素顔とは

2022年11月に『THE FIFTY』でデビューした韓国の4人組ガールズグループ「FIFTY FIFTY(フィフティー・フィフティー)」が快進撃を続けている。2023年2月23日にリリースしたシングルアルバム『The Beginning: Cupid』収録の「Cupid」が全米ビルボードチャート「HOT100」にランクイン。デビューからわずか4ヶ月というK-POP史上最短記録を更新した。デビューしたばかりとは思えないほどの伸びやかで安定したボーカル、スキルフルなラップを操る彼女たちの素顔とは? Numero.jp独占インタビュー!

あなたと私たち、2つの世界が共存するFIFTY FIFTY

──自己紹介をお願いします。

SIO「メインボーカルを務めているSIO(シオ)です。私は、ヨス(全羅南道 麗水市)出身です。最近は任天堂のゲームにハマっています」 

ARAN「リードボーカルのARAN(アラン)です。私はソウルで生まれました。最近の趣味は、ボーッとすること(笑)」

SAENA「リーダーでメインダンサーのSAENA(セナ)です。プサン(釜山広域市)出身です。趣味は、散歩や写真を撮ること。そして私は明るい性格です!」

KEENA「ラッパーのKEENA(キナ)です。私はテジョン(大田広域市)で生まれました。最近はビートメイキングを勉強中です。サイクリングも好きです」

──FIFTY FIFTYのコンセプト、世界観を教えてください。

SAENA「私たちFIFTY FIFTYは、グループ名はそのままで“50対50”。私たち(50)とファンのみなさん(50)が組み合わされて100になるという意味と、例えば“愛と友情と幸せに満ちた理想世界と、チャレンジしていく現実世界”や“肯定と否定”など、同時に共存する2つの世界があって、ファンのみなさんと一緒に存在する私たち4人が、2つの世界の間を旅するという意味を込めたグループです。 私たちは楽曲に『これからももっと高く上ってみよう、進んでみよう、飛躍しよう』というメッセージを込めています。世界のあらゆることに対して、受け身で消極的でいるのではなく、アクティブで主体的に挑戦する姿をみなさんにお見せできるように日々努力を続けています」

──みなさんがアイドルを目指したのはいつ頃から? ロールモデルを教えてください。

KEENA「私は7歳のころです。アーティストやアイドルとファンのみなさんが、コンサートで一体になる姿を見て、『私もこんなステージに立ちたい!』とアイドルを夢見るようになりました。私のロールモデルはJennie先輩(BLACKPINK)とRed Velvet先輩です。とても尊敬しています!」

SAENA「私も幼稚園の頃です。アイドルになってみたいと夢を持つようになりました。本格的にアイドルを目指して挑戦を始めたのは中学3年生の頃です。今、尊敬している先輩方はたくさんいて、その中で選ぶのはとても難しいですが、LISA先輩(BLACKPINK)とイ・ハイ(Lee Hi)先輩がとても好きです。先輩方だけのカラーがあって、感動しながらパフォーマンスを拝見してきました。私たちが練習生の時から、先輩方の姿ををずっと見て学んできました」

ARAN「私は最初は、アイドルというよりも音楽を仕事にしたいと思っていたんですが、練習生生活が長くなるにつれ、いつの間にか『私もアイドルになりたい!』という大きな夢になっていきました。私がとても尊敬する先輩は、少女時代先輩です。というのも、幼い時に先輩たちの『Gee』が大好きで、よく『Gee, gee, gee, gee, baby, baby, baby』と歌っていたんです。それからずっと少女時代先輩を尊敬しています」

SIO「私がアイドルになりたいと思ったのは、実は最近のことなんです。中学生くらいの時から、アイドルという具体的な夢になったと思います。ITZY先輩のステージを見たのがきっかけです」

──FIFTY FIFTYでデビューするまで、どのくらいの練習生期間を経験しましたか。

ARAN「メンバーひとりひとりで少しずつ違うけれど、似てるんですよ」

SAENA「私は、現在の事務所が初めての会社で、2年半です。ダンスで入社オーディションに合格してから、色々なことを学び、成長することができました」

ARAN「私は、2年くらい練習生生活を経験しました。私が入社したのはボーカルです」

SIO「私は、3年から3年半です。現在の事務所にダンスで入社しました。でも、考えてみたらダンスも歌も全部経験しました」

KEENA「私は、合わせて7年半くらいの練習生生活を経験しました。私が事務所に入るときは、歌もダンスも全部見ていただいたので、どれで合格したのかわからなくて。でも、私は今、ラップを担当しているので、ラップを評価してもらったのかも」

世界のリスナーの心をとらえた「Cupid」の秘密とは?

──2022年11月のデビューから半年、ビルボードチャートにもランクインしている「Cupid」は、日本でも話題になっています。この曲はなぜ多くの人の心を捉えたと思いますか。

SIO「そういえば、先日、Spotifyの日本のチャートに私たちの曲がランクインしていたのを見かけました! 本当に多くの人から愛されているんだと感じて、とても感激しました!」

ARAN「SNSなどでみなさんの反応を見ていると、歌詞が心に響くというコメントがありました。『Cupid – Twin Ver.』もそうだしオリジナル版の『Cupid』も、歌詞の流れがとても自然で、歌詞の世界観をとても身近に感じるという反応も多くて、それも理由のひとつかもしれません」

SAENA「そんなふうに、みなさんからたくさんの反応や関心をいただいていること自体、感謝で胸がいっぱいです」

KEENA「コメントといえば、私たちが音楽に対してとても純粋に向き合っているというコメントもたくさん拝見しました。きっとHunnies(FIFTY FIFTYのファンネーム)のみなさんと私たちの心が通じ合う部分があるから、そう感じてくださったのかも。これからも一生懸命頑張ります!」

──では、「Cupid」でFIFTY FIFTYに出会った人たちに、次に聴くべきおすすめの曲を教えてください。

KEENA「私はすぐに答えられます! 『Tell Me』はボーカルとラップという、2つの魅力が詰まった曲なので『Cupid』が好きな方は『Tell Me』も気に入ってくれるんじゃないかと思います」

SAENA「私は『Higher』をおすすめします。『Higher』は私たちの初めてのシングルのタイトル曲なんです。『Cupid』で私たちのことを好きになってくださった方が、次に『Higher』を聴いてくれると嬉しいです! 聴けば聴くほど気分が良くなる魔性の曲ですよ」

ARAN「私は『Lovin’ me』です。私たちは最近『Lovin’ me』をよく聴いていて、改めてすごくいい曲だなと思っていたので。なので『Lovin’ me』をお勧めします」

SIO「私も『Lovin’ me』です。いつも私たちのおすすめの曲を聞かれると、絶対に『Lovin’ me』と答えていたんです。これは私たちが一番最初にデモを受け取った曲でもあったので、思い入れがあって」

KEENA「私は『Log in』もおすすめです。だって私たちは、“FIFTY FIFTY” だから。爽やかな『Cupid』の次は、ちょっとダークな『Log in』で反対の姿をお見せすることが出来ると思います」

SAENA「ということは、整理すると『Cupid』を聞いてから『Higher』、次に『Tell Me』を聞いて『Log in』から『Lovin’ me』という順番ですね。絶対に全部気に入ってくれると思います! ぜひ聴いてみてください!」

FIFTY FIFTY『The Beginning: Cupid』
各種配信はこちら

Interview & Text: Miho Matsuda Edit: Yukiko Shinto

Profile

FIFTY FIFTYフィフティー・フィフティー 2022年11月にデビューした韓国の4人組ガールズグループ。メンバーはKEENA(キナ)、SAENA(セナ)、SIO(シオ)、ARAN(アラン)。初めてのミニアルバム『THE FIFTY』のタイトル曲「Higher」のパフォーマンスは韓国でも高い評価を受け、2023年2月24日にリリースしたシングル『The Beginning: Cupid』のタイトル曲「Cupid」が、全米ビルボードチャート「HOT100」にK-POP史上最短でランクイン。Spotifyの月間リスナーは2,000万を越え、グローバル・バイラルチャートでは1位、グローバルチャートで6位を記録。FIFTY FIFTYのファン「Hunnies(ハニーズ)」が世界に拡大中。

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