19歳のポップ・クイーン、ザラ・ラーソンにインタビュー | Numero TOKYO
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19歳のポップ・クイーン、
ザラ・ラーソンにインタビュー

“次世代ポップ・クイーン”として躍進を続ける歌姫、ザラ・ラーソンが、H&Mとの限定カプセル・コレクション「ZARA LARSSON >< H&M」を発表。先行発売が決まった日本を訪れたザラへのNuméro TOKYO単独インタビューが実現した。19歳ならではのみずみずしい感性で紡ぐ音楽に対して、またファッションへの思いを聞いた。

2008年、わずか10歳のとき地元スウェーデンのオーディション番組での優勝をきっかけに、アーティストとしての道を歩み始めたザラ・ラーソン。当時の映像は今も多く残っている。その愛らしさに加えて、圧倒的な歌唱力で人々を魅了した。誰もが次世代のスターの誕生を予感した瞬間だ。
彼女の名が一躍世に知られるようになったのは、15年にリリースした「ラッシュ・ライフ」の世界的ヒットがきっかけ。世界最大の音楽ストリーミング配信サービス<Spotify>から「最も再生されたスウェーデンの女性」の認定を受け、16年には『TIME』誌の「世界で最も影響力のあるティーンエイジャー30人」の1人に輝いた。さらに、アメリカの映画サイト<TC Candler>発表による「世界で最も美しい顔100人」に3年連続で選出されるなど、その美しさでも多くの人を惹きつけている。


──アーティストになることはずっと憧れでしたか?どんなことがきっかけで音楽の道に進もうと思いましたか?

「まだ言葉を覚え始めたばかりの2、3歳の頃から『私は歌手になる!』ってママに言っていたそうよ。音楽以外にやりたいことなんて、私にはなかったの。でもなぜ音楽だったのかって言われても正直なんと答えていいかわからないの。本当に自然とこれをやりたいって思いが内側から湧いてきたという感じ。幼い頃はスウェーデンのポップミュージックもたくさん聴いてきたし、もう少し大きくなってからはやっぱり、ホイットニー・ヒューストンやセリーヌ・ディオンなどトップシンガーの圧倒的な歌唱力に触れて感動したわ。でも、特定の誰かの音楽をきっかけにしたということではないの」

──10歳のとき、オーディションで優勝して以降、これまでの道のりと現在の活躍についてどう考えていますか?

「これまで本当にスムーズにキャリアを積んで来れたと思っているし、素晴らしいスタッフにも恵まれてきたわ。最新アルバム『So Good』も、誰でもないこの私がやりたいことを表現することができた。多くの若いミュージシャンは、周りの大人たちによってなかなか自分の思うような音楽がつくれないことが多いと聞くわ。でも私はその点、自由にやらせてもらえる環境がある。とても幸運だと思っているわ」

──あなたにとって自由とは?

「小さな成功を積み重ねることで、自由が増えていくと思うの。私にとっての自由とは、自分がベストだと思う音楽をつくり続けられること。そのためには自分の音楽をより多くの人に認めてもらい、それを積み重ねていくだけ。そうすることでより自由が広がっていくと思っている」

「Zara Larsson >< H&M」でファッション界に進出!

Photos:Wataru Fukaya
Interview & Text:Etsuko Soeda

Profile

Zara Larsson (ザラ・ラーソン) スウェーデン生まれの19歳。2015年にリリースした「ラッシュ・ライフ」での世界的大ヒットにより、世界最大の音楽ストリーミング配信サービス<Spotify>から「Spotifyで最も再生されたスウェーデンの女性」、APPLE MUSIC SWEDENからは「ベスト・アーティスト」及び「ベスト・ソング」の認定を受ける。16年には米タイム誌が発表する"2016年最も影響力のあるティーン30人"に選出、さらに”MTV EMA2016”では見事「最優秀新人賞」含む2冠を獲得。昨年末にリリースしたシングル「アイ・ウッド・ライク」が自身最高位となる英シングル・チャート2位を獲得。17年1月にタイ・ダラー・サインをゲスト・ラッパーに迎えた新曲「ソー・グッド」を発表。3月にメジャー・レーベル移籍第一弾となるデビュー・フルアルバム『ソー・グッド』をリリース。

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