19歳のポップ・クイーン、
ザラ・ラーソンにインタビュー
“次世代ポップ・クイーン”として躍進を続ける歌姫、ザラ・ラーソンが、H&Mとの限定カプセル・コレクション「ZARA LARSSON >< H&M」を発表。先行発売が決まった日本を訪れたザラへのNuméro TOKYO単独インタビューが実現した。19歳ならではのみずみずしい感性で紡ぐ音楽に対して、またファッションへの思いを聞いた。
──「Zara Larsson >< H&M」でファッション界に進出ですね。
「ファッションは大好きだし、グローバル企業であり同じスウェーデン出身のH&Mがパートナーで本当によかったと思っているわ」
──実際にコラボレートしたアイテムについて、こだわりやポイントを教えてください。
「制作過程では密に打ち合わせを重ねて、一緒につくり上げていったという実感があるわ。一番こだわったのは、歌詞やメッセージなど、私の思いを服に載せたことね。それを気軽に着られるカジュアルなスウェットやデニムジャケット、Tシャツというアイテムで表現したわ。たとえば『Cats against catcalling』は、周りの目線や批判にも屈しないパワフルな女性像を表現したもの。一番のお気に入りは今日着ているピンクのスウェット。ビッグシルエットでワンピースのように着ても可愛いの。そしてピンクを基調にしているところもポイントよ。ピンクは私にとってとても重要なカラー。すべての女性にパワーを与えてくれる色だと思うの」
──歌詞やメッセージをデザインとしてコレクションに取り入れたとのことですが、音楽を通して一番伝えたいこととは?
「歌詞には、私の今の思いすべてを注ぎ込んでいるの。だからすべて私が経験したことや身の回りのこと。作り話ではないの。世界中のたくさんの人に聴いてほしいのはもちろんだけれど、特に同世代の女の子たちに向けてありのままの自分でいい。そして自分だけの夢を追い掛けてほしい。そんなポジティブになれるメッセージを伝え続けたいわ」
──世界中から注目を浴びる歌姫として多忙な日々を送るなかの一番のリラックス方法は?
「Netflixとお昼寝!ライブを通して多くの人々と触れ合うことは私の幸せでもあるけれど、もしオフがあったとしたら一人で過ごす時間を大切にしているの。そしてどんなに忙しい毎日でもポジティブでいられる秘訣よ!」
Photos:Wataru Fukaya
Interview & Text:Etsuko Soeda