ムーン・リー インタビュー「心の処方箋になるような占いの本を作りたかった」
本誌で毎月、「ムーン・リーの今月のお告げ」で読者に勇気と気付きを与えてくれる、西洋占星術師のムーン・リー先生が、新刊を発売!
『1分でわかる 本当は「繊細」「もっと頑張りたい」「自分らしく生きたい」人のための気持ちが楽になる幸せ占い』は、これまでのより良い暮らしのためのメッセージではなく、自分の長所も短所も見つめて次のステップに進むためのアドバイスが満載。そこで、今回この本を作った理由を、ムーン・リー先生にインタビュー。
自分のことをきちんと知って、幸せになってほしい
──落ち込んだり現状に戸惑っている方に向けて、本を作ろうと思ったきっかけは?
「これまで、みなさんがより良い人生を送るための開運占いをしてきたんですが、この長引くコロナ禍によって、本来はポジティブでエネルギーに満ち溢れていた人も、元気を失い、孤独を抱えてるケースが増えました。
私の占いは、星からのメッセージを伝えるだけじゃなく、悩みを聞きながら時には甘えてもらったり、優しく励ましたりしてきたのですが、今はそれだけでは元気になれない時代なのかもしれない。
もっと違う形にした方が心に届くのではと思っていた矢先に、心の処方箋のような本をつくりませんかと声をかけていただいて。それこそ私が思っていたことだわと運命を感じて、この本を作ることになりました」
──12星座の特徴について、長所だけでなく短所もズバッと指摘されています。そこにあえて踏み込んだ理由は?
「みなさんからの相談を受けていると、自分を理解していれば解決できる悩みなのに、と感じることが多かったんです。それに、もともとは自分のことをよく理解していた人も、周囲に忖度したり空気を読んでいるうちに、本当の自分を見失ってしまうことも。
コロナ禍で世の中全体が落ち込み先行きが見えない中で、自分を知らないと、さらに深い沼にはまってしまいます。自分をシビアに見つめ直し、きちんと理解した上で幸せを掴んでほしいから、そのきっかけになるように、あえて厳しい言葉を使いました。
最後に、これから幸せになれるから大丈夫よという気持ちを込めて、毎日のお守りになるような言葉を添えています」
2022年は「ふにゃふにゃ」の前半から、一斉に駆け出す力強いムードへ
──では、4人の相談の前に、2022年の傾向や注意することについて教えてください。
「西洋占星術では、昨年12月30日から今年の5月11日まで幸運の星木星が魚座に滞在しています。魚座はスピリチュアルなものを司る星座なので、目に見えない占いやスピリチュアルなものがちょっとしたブームに。
魚座は優しく人に寄り添う星座である反面、ふにゃふにゃとはっきりしないところもあり、みんなで力を合わせて解決するべき問題から現実逃避してしまったり、ほぼ決定していたことが急にガラガラと崩れてしまうことも。
木星が牡羊座に入る5月以降は雰囲気が一変して、寝ていた子が急に目覚めて、みんながひとつのゴールを目指して突っ走るような、パワフルなムードに。7月頃に絶対的なリーダーが現れて社会を牽引します。
一方で、同時に戦いの星もやってきます。牡羊座は12星座の先頭なので、自分が1番をとるために戦いを挑むような流れもありそう。海や火事、自然災害にも注意が必要。絶対に起きるはずのないことが現実になってしまう可能性もあるので、防災対策は引き続き怠らずに。
ここ数年、星占いでも明るい話題が少なくて、お伝えするのが心苦しいのだけど、こんな時代だからこそ、自分の長所・短所を理解しておいてほしいの。打ちのめされたときにも、自分には底力があると知っていたり、煮詰まった時もここさえ抜ければ大丈夫だと分かっていれば乗り越えられますよ」
『1分でわかる 本当は「繊細」「もっと頑張りたい」「自分らしく生きたい」人のための気持ちが楽になる幸せ占い』
著者/ムーン・リー
出版/主婦の友社
価格/¥1,360
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このインタビューの後、悩める4人のエディターたちが先生に相談! 火・風・地・水の星座グループごとに“気持ちが楽になる”アドバイスをいただきました。明日3月5日(土)から8日(火)まで毎日更新です。同じ星座グループのお悩みをぜひチェックして!
Photo:Kouki Hayashi Interview & Text:Miho Matsuda Edit :Mariko Kimbara