エヴァ・チェン×今泉亮爾
インスタグラムのプロに聞く世界を魅了するコンテンツ
インスタグラムのファッション・パートナーシップ統括責任者を務めるエヴァ・チェンと、ヘアアーティストの今泉亮爾がスペシャル対談。
遊びを取り入れながら、魅力的なコンテンツに!
──多くの反響を得られるような写真を撮影するコツとは?
E「写真に関しては、雑誌の撮影と同じでライティングがとても重要。自然光を使ってナチュラルなムードを作り上げたり、ドラマティックな効果を求めるなら陰影を生かす撮り方がいいわよね。どんな効果を求めるかによって色んなライティングを使い分けることがコツね」
I「どの角度で撮るのがいいか、どの見え方がいいのか、そういうことを常に意識して撮るようにしている。それからレンズにも結構こだわっているんだ。広角レンズを入れたり、魚眼レンズを入れたりすることで、印象がまたぐっと違ってくる。逆にレンズをつけることでヴィジュアルの良さが伝わらない場合もあるから、そのものによってレンズを入れたり入れなかったり、いつも考えながら一番きれいな見え方を探しているんだ」
E「多くの人がユーザーはクオリティの高い写真を常に求めているけれど、サプライズある写真や、撮影した人の気持ちが伝わってくるような写真にはすごく特に反響がある。写真を通して人と人が繋がっていくという体験をインスタグラムが可能にしてくれると思う」
──お二人は動画を駆使されていますが、どんなコンテンツを動画にするのがよいか、またどのように撮影したらいいのか、そのポイントは?
E「Ryojiの動画が何よりもいいお手本よね! ハイパーラプスやスローモーションを巧みに使った動画は必見。大切なのはどんなコンテンツであれ、自分が好きなものを題材にして実験的な遊びを取り入れることだと思うわ」
I「まさにその通り! 新しいことにどんどんトライするべきだと思う。わからないからと尻込みしちゃうのはもったいない。僕もいろんなコンテンツをミックスして楽しんでいる。DJみたいにね。このシーンはハイパーラプスがいいな、このシーンはスローモーションを取り入れてみよう、という感じでつなぎ合わせていって、ひとつの動画作品に仕上げていくんだ」
E「そう、ファッションも同じよね。様々なテイストの服を組み合わせてオリジナルのスタイルを作っていくように、リスクを恐れないで、実験を重ねていけば自分だけのインスタグラムのスタイルが出来上がっていくと思う」
Photos:Koki Hayashi
Interview & Text:Etsuko Soeda
Edit:Kefa Cheong