Culture / Editor's Post

稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾。新しい地図に恋して❤︎

発売中のNumero TOKYO6月号では、新しい地図のみなさまを特集しております。新しい地図を片手に、新たな道を歩み始めてから約3年──。俳優、シンガー、世界で活躍するアーティスト、ファッションや食のプロデューサーとして、SNSで情報を発信するインフルエンサーとして…表現の幅を大きく広げ、いまや様々な”顔”を持つ3人の進化する姿は、今という時代の生き方を映し出す鏡だと思いました。

そんな進化される3人の姿を、ヌメロらしいヴィジュアルで新しい“新しい地図”として表現するにはどうしたらよいのだろうか……。担当編集として表紙の写真の作り方をずっと考えて、辿り着いたのが↓こちらのカットでした。

独立という道を選ばれた3人。それは、新しい未来を作り上げることでもあり、同時にゼロからのスタートという厳しい選択でもあったはず。
でもきっとそれは、3人だからできた選択でもあり、いろんなことを一緒に乗り越えた戦友のような、同志のような3人の結束が描き出す「新しい地図」。
だからあえて、ファイティングポーズをお願いさせていただきました。素敵な写真は現場でたくさん撮れましたが、「表紙はこれしかないな!」と。

現場でのみなさまは、まさに以心伝心の阿吽の呼吸。なにも言わずとも、お互いにシンクロし合いながら、このポーズを楽しんでくださり、その奥に潜む3人の絆に深く感動しました。

↑こちらのショットも編集部からのリクエスト。JANTJE_ONTEMBAARの撮影で、過去に何度か香取さんの取材をさせていただいた際、香取さんがインタビューでいつもおっしゃっている「肩書はアイドル」からヒントを得て、仲の良い3人の茶目っ気たっぷりなお姿を撮らせていただきました。

初めてお仕事させていただいた草彅さん。ご挨拶させていただいた時に「あっ、そのデニム、慎吾ちゃんのヤンチェ!」と愛用させていだいているヤンチェのデニムワンピースにすぐに気がついてくださり、ファッション感度の高さとデニムへの愛が本当に素晴らしい!!
待ち時間では、芝生の上でギターを弾いていらっしゃった姿が印象的。愛犬・くるみちゃんの“ツンデレ話”など、楽しいお話をたくさん教えてくださりました。

インタビューの中で印象に残っている草彅さんの言葉。

「人生って思いどおりにいかないし、不公平だなと感じることも多々あるわけで。そこで、いちいち立ち止まったり、卑屈になったり、腐ってしまったら、人生はつまらくなってしまうと思うんです。だったら、そういうものだと受け入れて、開き直って楽しんだほうがいい」(草彅剛)

そして、言葉を選びながらゆっくりとお話してっくださった稲垣さん。とても繊細でありながら、人間としての器の大きさをインタビューをしながら感じました。根底にある優しさや強さのようなものは、この言葉が物語っていると思います。

「年齢や経験を積み重ねていくと『これが自分のスタイルだ』『これが自分の生き方だ』と、自分自身を決めつけて縛ってしまいがち。ブレない強さを手に入れた気持ちになってしまったりするのですが、それは“強さ”ではなく単なる“凝り固まり”に過ぎない。大事なのは硬さではなく柔らかさ。根っこにある変わらない部分を大事にしながら、柔らかい部分も大切にする、それはこれからも大切にしていきたいことです」(稲垣吾郎)

そして香取さんは、最初の「この三年間はどんな時間でしたか?」という質問に、

「それはもう“ハッピーな時間”。そう答える理由は、“信じられない”。こんな約3年を送るとは、スタートした頃は1ミリも想像していなかったので」(香取慎吾)

と、とても素敵な笑顔で答えてくださった姿が心に残っています。

言葉は違えど、3人みんながおっしゃっていた「いまでもただ、必死です」という言葉。ゼロからのスタートという不安や緊張を、前向きな気持ちに転じていく3人の力は、今の時代を生きる私たちに大きな勇気やインスピレーションを与えてくれます。
新しい地図さんのインタビューを読み直すと、「ほら、挑戦してみたら大丈夫だったでしょ!?」「人生ってすごくステキなものだから!」と、まるで3人が語りかけてくださっているような気持ちになります。不安に駆られ一歩踏み出せない状況に、背中をポンッと押してくださっているかのような!

新しい地図の冒険は、大きな勇気と挑戦を恐れない心の大切さを教えてくれます。
自由に生きる、新しい地図に恋して❤︎

ぜひ、多くの方にご覧いただけましたら嬉しいです。


Profile

山崎尚子Hisako Yamazaki フリーランス・エディター。早稲田大学卒業後、出版社へ勤務。20代後半にロンドンへ2年間留学をして、London College of Communication(LCC)にてグラフィックデザインと写真を学ぶ。『VOGUE JAPAN』のビューティ・エディターを経て、『Numero TOKYO』創刊メンバーとして参加。ビューティ・ディレクター/エディトリアル・ディレクターとして、美容全般を手掛けた。現在Numero TOKYOにおいて、女優やモデルのビューティストーリーをはじめ、芸能関係のヴィジュアルページを担当。企業マーケティング、ビューティアドバイザーとしても活動。世界を巡る旅は、趣味を超えたライフワーク。

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