大人の公園飲みは、泡だってデキャンティング!? | Numero TOKYO
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大人の公園飲みは、泡だってデキャンティング!?

まだなんとなく、レストランに行っても以前のように伸び伸びと楽しめない……そんなふうに感じているのは私だけでしょうか。このところ、また都内の感染者も増えていますね。

ということで、梅雨の合間のお天気に恵まれたある日、都内の公園でピクニック形式のアペリティーボを決行してみました。主な目的はBIRDY.(バーディ)というブランドのデキャンタで、お酒の味わいを高めて飲む方法をレクチャーして頂くオンラインイベント。

BIRDY.(バーディ)は、愛知県豊田市で自動車部品製造に携わっできた横山興業が、日本の職人技を生かして生み出したカクテルツールやテーブルウェアのブランド。このデキャンタも内側に0.1ミクロンレベルの研磨を手作業で施しているため、お酒を繊細な味わいに変化させることができるのだとか。

この日のお酒はスペインの「ロジャーグラート カバ グラン・レセルバ ジョセップ・ヴァイス」。シャンパーニュと同じく瓶内二次発酵のスパークリングワイン。泡をデキャンティングするとは驚きです。

ワインジャーナリストの塚本悦子さんのレクチャーのもと、カバをデキャンタに入れて右回ししたり、左回しをしたり。びっくりしたのが右回しするとコクが出て、左回しすると酸味が強くなるという味わいの変化。ワインはもちろん、カクテル、日本酒、ウィスキーといろんなお酒で応用できます。

楽しそうに見えたのか、通りすがりのマダムに声をかけられたりして、コロナがなければやってみることもなかった大人の公園飲み。いまはあまり気が乗らないのに無理してレストランに行くより、むしろ楽しめるような気がしました。

BIRDY.
URL/www.birdy.shop

Profile

古泉洋子Hiroko Koizumi コントリビューティング・シニア・ファッション・エディター。『Harper's BAZAAR』『ELLE Japon』などのモード誌から女性誌、富裕層向け雑誌まで幅広い媒体での編集経験を持つ。『NumeroTOKYO』には2017年秋よりファッション・エディトリアル・ディレクターとして参加した後、2020年4月からフリーランスとしての個人発信を強め、本誌ではファッションを読み解く連載「読むモード」を寄稿。広告のファッションヴィジュアルのディレクションも行う。著書に『この服でもう一度輝く』(講談社)など。イタリアと育った街、金沢をこよなく愛する。
Instagram: @hiroko_giovanna_koizumi

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